不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。
It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

BLOG
27
May
不動産実務~情報のスピードと変化~

◆情報化社会と不動産

こんにちは。
㈱REGATEの金城です。

本日のコラムテーマ
不動産実務~情報のスピードと変化~
です。

最近忙しくて週に二回のコラム更新が結構な重荷になっています(笑)
内容が過去に書いたものと似通う事もありますが大きな心で見守ってください。。。。

さて、不動産業がテクノロジーの進化についていけない、、、
いや、ついていかないと嘆いて早10年。
今日も弊社のFAXが鳴っています・・・

さて、不動産業界がテクノロジーに疎い事は何度もこのコラムで愚痴りました。

「いつまでもパソコンは苦手でさ~(笑)」
って工務店の社長とお茶しながら笑っている暇は無いんです。

本日は「不動産の情報」について書いてみます。
情報流通の量とスピードがどれだけ不動産業務に影響を与えて
どれだけお客様に影響をするのか考えてみます。

※約5分で読めます

◆不動産情報と不動産屋

一昔前の不動産屋さんについてはこのコラムでまとめました。
良かったら読んでみてください。
【コラム】不動産実務の過去と今~そして未来~

さて、本日のテーマになっている「情報」にフォーカスします。
「情報化社会だ」
「IT革命だ」
と叫ばれてからもう20年は経ったんじゃないでしょうか?
いやもっと経つか・・・?

FAXで情報をやり取りしていた昔。
固定電話でアポを取っていた昔。
ゼンリンの冊子とにらめっこしながら物件の場所を探していたあの頃。。。

あの頃は情報を得るために(買って/売ってもらうために)は駅前の不動産屋さんに伺うしかなかった。
いちいち訪問して情報をやりとりしていた時代です。
何をするにも人が動いて人に情報を渡していた時代。。。

インターネット革命が起き、情報の流通が促進され世界は大きく変わりました。
不動産業界にもあらゆる革新が迫りましたが、老害だらけの業界は頑なに進歩した技術を拒み、昔ながらのやり方に固執しました。

何でこんなに利便性を拒むのかというと
不動産屋さんは情報を握って、顧客には
「不動産がよくわからない」
という状態を作る方が儲かるからです。

かつての不動産屋さんは情報の不均衡で稼いできたといえます。
この不均衡についてわかりやすく解説すると
一般の人には不動産の情報を取得するすべが無いので「不動産屋の言いなり」になるしかなかった
という事です。
物件の良し悪しも価格の上下も取引条件も不動産屋次第という時代でした。

——————–
※私も不動産業に従事する前に交わした賃貸借契約書を見直したときに
「敷金1か月・礼金4か月・前家賃1か月」
を何の疑問も持たずに支払っていました(笑)
——————–

情報が不動産業者だけに集中してしまい、顧客の無知がお金になるという業界が形成されてしまい、
いつしか「千三ツ屋(1000に3つしか本当のことを言わない)」って揶揄され、
不動産屋さんは怪しい、嘘つきというレッテルを貼られるに至りました。

さて、2020年は5G元年と言われています。
コロナの大ニュースが無ければ今頃オリンピックでも5Gの技術が注目されていたんじゃないでしょうか?

オリンピックは延期されてしまいましたが技術が無くなったわけではありません。
5Gの活用は刻一刻と現実のものになってきています。

不動産屋さんはいつまで情報を隠せるんでしょうか?
情報の流通量が増えると何が起きて、不動産業界に何をもたらすんでしょうか?

本日はこの不動産と情報量について独り言を書き記します。

◆情報量とスピードが桁違い

まず5Gが一般に普及するとどうなるか?
これって色んな書籍で紹介されていて、映像や動画、遠隔操作などの躍進が目覚ましいと書かれています。
なので
「高画質の動画が遅滞なく見れる」
「遠方のロボットの操作を遅滞なくできる」
という事は想像しやすいと思います。
でも、情報量の過多について言葉で書かれても上手く想像ができませんよね?

なので昔の情報のやり取りと現在の情報のやり取りを見比べてみることで
5Gの世の中になることの素晴らしさを実感してもらいます。

情報伝達のスピードが上がると、個人が取得できる情報量が飛躍的に増えるという事が分かると思います。

〇過去から現在までの情報の流通手段の変化

・遠方の人に情報を伝える方法
伝書鳩→飛脚→郵便→伝言板→ポケベル→電子メール→スマホのSNS

・動画を見る方法
TV→VHSビデオ→DVD→youtubeやネットフリックス→スマホ

・電話の変化
固定電話→ゴツイ携帯電話→PHS→ガラケー→スマホ

・画像を残す方法
絵画→映写機→使い捨てカメラ→写メ→スマホ

少し乱暴にまとめたので分かりにくいものもありますが
ありとあらゆる情報はスマホ一つに集約されました。

簡単に見てみても個人が情報を取得する量が膨大に増えた事が分かります。

情報の流通が促進されると人々が情報に触れる機会が増えるんです。
5Gが当たり前になった時、不動産屋さんは今までのように情報の不均衡によって稼ぐことができるんでしょうか?

今って不動産情報を取得しようと思うとSNSを立ち上げたり、PCのネット検索で探したりするじゃないですか?
私が妄想する未来ではスマホ(その時にあるかわかりませんが)に希望物件を登録しておくだけで
その物件の近くを通ると「売り物件情報」を教えてくれたり、
ウェアラブル端末(カメラ付き眼鏡みたいなもの)を通すことで
目の前に見える不動産の情報が丸見えになる時代も来るんじゃないかとよだれを垂らしています(笑)

情報量が膨大に増えて、その情報を捉える機会が当たり前になる時代。
今までの不動産業界の在り方は見直さないといけないかもしれません。

◆情報は誰にでも発信可能。
そんな時不動産屋はどう生き残る?

また、スマホが普及するのと同時に4Gが普及したことで
個人が動画などの情報を発信することが容易になりました。

一昔前は情報を発信するのはTVと新聞と雑誌くらいしかなかったのに、
今ではスマホを持っている人なら誰でも様々な情報を世界中に発信できます。

では、人々が情報を大量にタイムリーに発信できるとどうなるか?ですが
これは具現化しているので皆さんよくお分かりだと思います。
これを今後の不動産に当てはめて考えてみます。

★メルカリのように個人が情報を発信できる。
小さいものなんかは個人間売買で成立しますが、不動産みたいに○○千万もするものを個人と個人で売買をするのは現実的ではない気がします。
個人同士で取引ができるようになれば手数料などが安く済むというメリットはあります。
でも物件の瑕疵や権利関係などを個人で把握することは中々難しいと考えます。
うちの嫁さんもメルカリなどで細かいものを個人売買していますが、減額交渉・取引条件の調整や受け渡し方法などなど
細かい打合せを個人間で仕事の合間などにやっているのを見ると、不動産においては専門業者が間に入らなくなるのはまだまだ先だという気がしてなりません。
なんならメルカリなんかの個人間売買の代行業者も出てきていますし(笑)

★真偽が定かでない情報も溢れる。
SNSには真実か嘘かわからない情報が溢れています。
個人で不動産情報を発信することが当たり前になったとして、その情報の真偽を個人が見極めることは果たして可能でしょうか?
地面師というニュースが騒がれて久しい昨今。
プロの不動産屋や銀行までもが騙されてしまうくらいです。
不動産の所有者本人の真偽確認を個人が判別するのは困難です。

★個人間の安全な取引は難しい
借地関係や共有持ち分、所有権移転仮登記、処分禁止の仮登記、代物弁済、地役権、買い戻し特約などなど
不動産屋であれば謄本を取得して「おや?」と気が付くものも個人の方が見てもスルーしてしまう事も多いと思います。
土地の接道状況や道路の持ち分なんかも気にしないといけませんし、擁壁の構造計算や排水確保などの地理的要因も関わってきます。
ましてや売主個人がそういう問題点を知らずに売り出す事も多くなりそうです。

一見、不動産取引は個人間では難しそうと捉えられる内容になってしまいました。

宅建士、司法書士、家屋調査士、建築士、、、
様々な分野のプロがあらゆる視点から支えている不動産取引ですが
情報の流通が増すことで、各種専門家が凝縮される時代が来ると思います。
専門士業で胡坐をかいていた業者さんなんかは確実に淘汰されます。
宅建士✖建築士みたいなスペシャリストが生き残る時代になりそうです。

昔は海外の情報を得る方法はごく少数の限られた人の特権でした。
巷で起きている事件やニュースも最優先で得られるのは特権階級の人だけ。
都合の悪い情報は捻じ曲げて伝えられています。

また、一般の人は情報が得られない事に関しても特に不満を持たずに生活していました。

今ではスマホが無いと一時間もじっとしていられない人がたくさんいます。

情報にアクセスすることが中毒性をもって、情報を得られる事が当たり前になっているんです。
捻じ曲げた情報を発信し続けたTVや新聞はだんだんと居場所が無くなってきてしまいました。
情報を捻じ曲げた不動産屋さんはこれからどうなるかは想像に容易いですね。

◆今後の不動産屋さんの生き方

誰でも情報を発信する事が可能になり、数多の情報が溢れだすと想定される「5G」の普及。
不動産屋の必要性はプロのアドバイザーとして残る可能性があるのかもしれません。

ただし、今まで立地の優位性や会社の看板の大きさだけで営業をしていた業者さんは苦戦します。
顧客が自由に情報を得られる時代になってくると、情報を握っているのは不動産屋だけではなくなります。

情報の優位性がフラットになった時、不動産屋の存在価値は
「どれだけの信頼と実績を勝ち取っているか?」
という口コミに集約していく気がします。

宅建士の資格を取得して宅建業免許の認可を受ければ誰でも不動産取引に参加できます。
今後は全く違うジャンルの業界で活躍した人たちが
「宅建士」の資格を取得して想像もできない角度から不動産業界を覆しに来るかもしれません。

以前にも少し記事にしましたが
【コラム】不動産仲介業はAIで無くなるのか?
不動産業界がAIやテクノロジーに淘汰されるのはまだ先です。

でも
「AIによって仲介業者が要らなくなる」
と言われる所以として、
その程度のサービスと存在価値しか提供できていない業者が多すぎるという事が問題なのかもしれません。

お客様が求める期待値を上回るサービスを提供している業者であれば
「AIによって無くなってもいい」と考える人が大勢出てくるわけありませんから(笑)

個人が情報を持つ時代
個人が情報を発信する時代
の対応策として
「個人が指名してくれる不動産屋」
にならないと勝ち残れないかもしれませんね。

周りの不動産屋さんがこれに気が付いていないうちに
勝ち残れるようなサービスと情報を提供し続けていこうと思いました。

では~

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