不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。
It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

BLOG
8月4日
2022
不動産の売り時・買い時はあるのか?

◆不動産の売り時?買い時?

 

こんにちは。
㈱REGATEの金城です。

本日のコラムテーマ
不動産の売り時・買い時について

です。

 

色々な方が不動産の売買について気になっているみたいなので、
本日は不動産業者目線の不動産の売り時と買い時を解説してみます。

業者目線の不動産の捉え方と私の偏見がメインになります(いつもの事です)

コロナもまた感染者が増え出して終息が見えないし、今後どうなっていくかも全然読めません。

そんなご時世ですがこれを読んだら不動産の売り時と買い時の考え方が変わると思います。

 

 

◆不動産の売り時と買い時の見極め方

 

不動産の売買において

売主さんの目線で言えば「高い時に売りたい」
買主さんは逆に「安い時に買いたい」

と言うのが本音です。

これは当たり前の感情なので否定しません。
ただ、双方がこの意見を頑なに譲歩しない場合どうなると思いますか?

そうですほとんどのケースで売買が成立しません

稀に安く売ってもいいという売主さんと買い手さんがマッチしてウィンウィンの取引が成立しますが、基本的には売主さんも買主さんも欲張りです。

つまり、不動産の売買ってどちらかの妥協の上で成り立つものなんです。

 

売りたい人がいて、買いたい人がいて、双方の意見をマッチさせないと取引が成立しません。
これを世間一般では「価格交渉・条件交渉」と言いますね。

 

不動産の価格は様々な要因によってゆっくりと上下しますので
「今、高くなっているから買うのは安くなるのを待とう」
「安くなり始めているから売るのはもう少し我慢」
という考え方をお持ちの方も多いと思います。

 

はい、とても重要なことを言いますね。

この待つという考え方の人には絶対いいタイミングが来ませんw

 

少し乱暴な言い方ですがタイミングを掴めるかどうかは運しだいという事が言えます。
なんでこんなことを言うかというと、最近分かってきた不動産価格の真理があるんです。

それは
「売り時も買い時もバブルも、全部過ぎ去ってからしか確認できない
という事です。

 

過去のデータと今の価格を見比べたときに

・あの時が買い時だった
・あの高い時期に買っちゃった
・あの時売ってよかった
・あの時我慢すればよかった

ってなるのが一般的な感情です。

 

そう、不動産の価格って「あの時」と現在を比べないと高いか安いかは判明しません。
つまり、流れの最中に居る時にはそこが最適かどうかは絶対にわからないんです。

別の事例で例えると
ジェットコースターに乗っている時に自分の速度や角度、位置を把握できる人はいないけど、
傍観している人からするとジェットコースターの位置や速度などが目に見える。

という感じに似ているかも。。。。違うな・・・

 

ちなみに、最近の沖縄の不動産価格は上がっているので、10年前に 売った/買った人 は今年売った/買った人 よりも高い価格で成約しています。

来年さらに上がれば今年売買した人よりも得した/損した ってなりますし、
来年下がれば 今年と比べて得した/損した ってなります。。。

図にするとこんな感じ・・・↓

 

 

長々と説明しましたが何が言いたいかというと
「不動産の売り時や買い時を見極めることはできない」という事ですw

 

 

 

あと、よく聞かれるワードとその答えを共有します。

——————————–
売主「今、売った方がいいのかな?」
業者「今売っておかないと後々値下がりした時に後悔しますよ」

売主「これからどうなるかな?」
業者「先の事は見えませんが、下がってしまった時に今の価格を取り返すことはできません」

 

買主「今、買った方がいいの?」
業者「ローンの返済年齢の事なんかを考えても早いに越したことはありません」

買主「これからどうなるかな?」
業者「先の事は分かりませんが、この物件は一つしかないので一回逃すと後悔しか残りません」

 

私たち不動産屋の本音を言えば

 

「将来の価格なんて知らん!今すぐ決断しろよ!」

 

です。

 

 

◆不動産の買い時と売り時の見極め方は無い

 

何度も繰り返しますが不動産に売り時も買い時も見極める方法はありません。

 

 

売り時も買い時も人それぞれのタイミング。

運がいい人は安く買えますし、高く売れます。

 

その高い安いというのも人それぞれの感覚です。

離婚や財産分与、借金の返済があるために早く手放さないといけない人にとっては、価格よりも短期間で早く売却できる方がメリットですし、長期間売れなくて塩漬けになった不動産がパッと売れた時には売れるという事だけでもありがたく感じます。

また、ずっとこだわった条件で探していた人にとっては周りから見たら高い物件でも即断即決で買うでしょうし、どうしても欲しかったマンションの一室であれば同じように即断で買ったりします。

相場相応の価格設定なのに、高く売れたり早く売れたりする物件っていうのは、それを欲するタイミングの人が偶然にマッチした時なんですね。

このタイミングがマッチした人にとってその物件はお買い得な物件になりますし、売主にとっても早期に成約したいい売り時となります。

 

また、子供の小学校入学までには買いたい、子供が卒業したら買いたいという需要は毎年聞きます。

この入学などのタイミングで言うとコロナも円安も金利も関係なく、入学前の子供が居る家庭にとっては買い時です。
その他大勢の入学前のタイミングでない人からすると買い時でもなんでもありません。

 

同様に「子供が卒業したら売りたい」という声もありますし
三回忌が終わってから売りたい、、、〇〇の行事の後に。。。

というように
「子育てが一区切りついてから売りたい」
「法要の区切りで売りたい」
という声もありますがこれも上記同様に毎年売り時/買い時の人がいます
相続や離婚なども毎年色んなご家庭で起きますので常にどこかの誰かのタイミングなんです。

 

 

 

いかがでしたか?
整理してみてみると不動産の売り時と買い時を見極めることができないし、売り時も買い時もそれぞれの個人的なタイミングということがわかったと思います。

 

つまり、売り時も買い時も無いなら
「売りたいとき、買いたいときが一番のタイミング」
という事に終結します。

 

あ。最後に「絶対に損をしたくない」って人にいいアドバイスをします。

売った後や買った後は不動産情報を見ないことです。

 

これに尽きます。

見なければ後悔することもないのですから・・・

 

なんだか中身があるような無いような感じになってきたのでこの辺で。。。

 

では~

—————————————-
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この記事を書いた人

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