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Column

コラム

◆不動産業とアナログ

【コラム】アナログな不動産~インターネットと不動産は繋がっていない~のイメージ

こんにちは。
㈱REGATEの金城です。

本日のコラムテーマ
アナログな不動産~インターネットと不動産は繋がっていない~
です。

私は今まで散々当コラムで
「アナログな業界だ」
「ガラパゴスだ」
「老害たちの集まりだ」
と不動産業界がなかなか革新しないことを嘆いてきました。

今までの記事でも昔ながらのやり方を否定しているものでは無いんですが、
一部の人にはうまく伝わっていなかったようです。


私は
「アナログを捨てて全てオートマチックにデジタル化しろ!」
と言っているわけでは無いんです。

むしろ不動産業務にはアナログのいい点もいくつかあります。

そんなわけでアナログでやっている事を見つめなおしてみようという考えから今回のテーマが決まりました。

最後まで読んでもらえたら
「アナログ万歳」でも
「デジタル最高」
でもない新しい考え方が少しは共有できると思います。

「アナログ」と「デジタル」の使い分けについて考えてみた内容になっていて、
今回は不動産業者さん向けの内容になります。

他業種の人にも少しは業務のヒントに繋がるかも?

※約5分で読めます。

◆不動産とアナログは切っても切れない?

まず、未だにFAXと紙媒体が横行する不動産業界ですが。。。
関係各所との情報共有もなかなかうまく進みません。

老舗の業者さんに
「物件情報をください」って言ったら
「FAX番号は?」と聞き返されます。

「メールで情報が欲しい」と言ったら面倒だという空気満載。
しかもそのメールに添付される資料は
一度プリントアウトされたものをわざわざスキャンしてPDFにしたもの。

・・・プリントアウトする前のデータをくれたら面倒でも何でもないのに。。。
といつも心の中でつぶやきます(笑)

マンションの区分所有者変更の際に必要な書類なんかも
「既定の書類を弊社の事務所まで取りに来てください」
と言われたり、、、

役所で書類開示をお願いしても
「出来上がったらご連絡しますので、後日取りに来てください」
と言われたりします。

その他にも役所に限って言えば郵送を希望した場合などに
10円の手数料を請求する書類を180円の郵便で送ってきてくれたり。。。
ほんとに意味不明です(笑)

本日のテーマで取り上げる「アナログ」の中でも上記のような内容は一刻も早く是正されるべき事例です。
上記のすべての事例に関してPDFでクラウドに保存してくれれば一発で解決します。
一般に公開しないデータであればセキュリティを強化したファイルに格納するなりで解決できるでしょう。
情報開示を希望する人にはネット決済をしてもらってワンタイムパスワード発行とか。。。

「クラウドに保管するなんて漏洩したら大変だ!」
と騒ぐ人もいますが。
アナログで紙媒体で資料を保管する方が劣化や火災、盗難のリスクは高いし、
現物を郵送する方が紛失や漏洩のリスクが高まります。
中にはバックアップのためにコピーをしてファイリングして保管するツワモノもいますが、、、

コピー機やFAXの情報は悪意がある人が操作すればすぐに情報を抜きとれることを知らないんでしょうか?

こう見直してみると
不動産業務と行政機関なんかは綿密に繋がるので、不動産業界だけが取り残されてるんじゃなくて
取り巻く業界全体の革新が必要なんだな~と改めて実感しますね。

不動産業務とテクノロジーがリンクせず、インターネットと不動産も上手く機能していないという事が身に沁みます。

◆アナログの強さ

さて、アナログの不便さに文句を言っても仕方がないし
本日のテーマはアナログの良さも見直すという事になっているので気を取り直します。

不動産業務の代表的なアナログ作業として

・TEL
・はがき/手紙
・直訪

なんかが挙げられます。
これらの共通点は分かりますか?

簡単です。
「人の温もり」
「温度感」
「感情の機微」
です。
これらはデジタルやテクノロジー技術の進化でもなかなかカバーしきれない部分と言われています。

先に述べたような単純作業を繰り返す業務や書類のチェックをする業務はデジタル技術に呑み込まれてきています。
でも、人の感情に訴えかけるような業務はまだまだデジタルに置き換えられるレベルにありません。

一度ご案内をしたお客様や、売却査定で面談したお客様に
後日お礼のお電話や手紙/はがきを送るだけで、のちの成約率がグンと上がることは不動産営業マンならみんな知っていると思います。
これらの手法は即効性はありませんが、やらない営業マンよりもこれをやる営業マンの方が確実に数字と結果を残します。

また、直訪して顔を見てお話をすることでクレームが収まることも多々ありますし、
電話では決断できない人には直接会ってお話をすることで
「決断の後押し」を促すこともできます。

メールやラインだけのやり取りでは上手く伝わらないという事も多々あります。
※本人の文章力と相手方の読解力にもよりますが・・・(笑)

会ってお話をした方が伝わりやすいという事は多くの営業マンが実感していると思います。
そう考えると対面営業という仕事が無くなるのは遠い未来の話なんでしょうね。

「進化をしていないアナログ業務」と
「人の気持ちを動かすアナログ業務」では雲泥の差があることが分かっていただけましたか?

このテーマに近いことを掘り下げた記事もあるので読んでみてください。

【コラム】不動産仲介業はAIで無くなるのか?

◆インターネットは世界と繋がっていない

ネット集客が肝になると言われて久しい昨今です。
不動産の業務の中で「広告」もアナログとデジタルで使い分けが必要になります。

世界中と繋がっていると言われているインターネット。
本当はごく一部の情報しか見れません。というか見ていません。

みんなが使っているスマホやPCの画面に出てくる情報は
「あなたの興味がありそうなもの」に集中されていますよね?

例えば「不動産 沖縄」を検索したことがある人には
沖縄の事や不動産関連の情報が頻繁に出てきます。
「腕時計」や「車」を検索したら時計や車のセール情報なんかが出てきます。

また、人が検索する情報は
「その人の知っている情報に限られる」とも言われていて
「全く知らない興味が無い情報」は検索されません。

さっきの例に重ねてみると
「不動産」「車」「時計」を検索する人のスマホやPCに
「相対性理論」「年間漁獲量」「おいしいケーキの作り方」などの検索結果が出てくることはありません。

人はごく一部の自分が知っている情報を検索(深堀り)して「世界中の情報」を集めた気になっているだけなんです。

常に興味もないジャンルの情報が溢れてしまったら
誰もスマホとPCを起動させなくなってしまうのでこれはこれでとてもいい事だと思います。
知見が広がった時に新しい情報を検索してみればいい事なんで。。。

少し話が膨らんできたのでグイっと不動産の話に戻しますね。

不動産の告知・広告は調べた人だけに届けていては足りないんです。
検索して調べる人は
「検索してしすぎて知った気になっている人」
がほとんどで
こういうお客様は情報を集めすぎてなかなか決まりません。(笑)

ここでネットの検索をしない、いわゆる
「インターネットの外側」にいるお客様にアプローチする方法として

・ポスティング
・現地見学会
・電柱ビラ

なんかの昔ながらのアナログな集客方法があります。
また、

・TV
・ラジオ
・新聞

なんかのオールドメディアも外側にいる人向けの告知です。

このアナログ広告を活用して
インターネットの外側に居た人に興味を持ってもらえたらこっちのものです。

前項で取り挙げた

・TEL
・はがき/手紙
・直訪

などを駆使してお客様の気分を盛り上げて
「決断を後押し」してあげればいいんです。

個別に検索して自己完結するお客様よりも
若干アナログな人の方が不動産屋さんにとっては都合のいいお客様かもしれません(笑)
深層心理で気になっていたけど、実際に行動していなかった人たちなのですから。

いつかはインターネットの情報も現実世界もARやVRで融合してくはずなので
何がアナログで何がデジタルなのか分からなくなると思いますが、

今の段階ではインターネットの外側にいる人に向けた広告は
アナログ広告に頼るしかないのかもしれません。

◆デジタルとアナログのハイブリッド


ガラパゴス化した硬直な不動産業界とそれを取り巻く行政機関の環境のように
アナログな業務を改善するべきこと。

人の気持ちを後押しする手助けをしたり、信用を生み出す
デジタル化できないアナログ業務。

不要なアナログと有効なアナログがあることが分かったと思います。


テクノロジーを活用する必要があるものは積極的に導入し活用していく。
アナログの必要な場面ではアナログを生かしながら活用する。

今後生き残れる不動産業者ってこのハイブリッドを上手く使いこなす業者さんだと思います。

・固執した考え方だけで新しい技術を取り入れない老舗業者さんと行政機関。

・新しい技術ばかりに目が行って、昔ながらのやり方を頭ごなしに否定する若手の業者さん。

どちらも長い目で見たら上手くいかないと思います。

私は新しい技術に関しては積極的に取り入れるというより、
「どこで」
「どんな」
「技術が生まれて」
「何に活用されているか?」
という情報を収集しながら
常に目の前の不動産実務に活用できないか?と探っています。

常に新しい現実を把握して、いつ大きな変化が起きても大丈夫なように多様化できる準備だけは怠らないようにしています。
なんなら「不動産屋」という仕事が無くなってしまっても生き残れる準備を進めています(笑)

温故知新では無いですが、古き良き無くしてはいけない文化や風習はどこにでもあります。
不動産の実務の古き良き部分と、テクノロジーの新しい便利な部分を組み合わせることで
「進化」できると考えています。

インターネットやテクノロジーと不動実務を繋げることができれば新しい世界が広がりそうです。
わくわくしてきますね♪

「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ」
~チャールズ・ロバート・ダーウィン~

では~

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