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Column

コラム

◆不動産IDの付与

【コラム】不動産IDの付与~これからの不動産~のイメージ

こんにちは。
㈱REGATEの金城です。

本日のコラムテーマ
不動産IDの付与~これからの不動産~
です。

少し今後の事について考えてみました。
頭の中で大きな妄想をするのは自由です。
最近、こういう感じで不動産の未来の事を想像するのが趣味になりつつあります。

そんな中で注目したのがこちら
「不動産共通ID」1年後の公開目指す
というニュース。

不動産の透明性が促進される取り組みです。
よくわからない人もいるはずなので私なりに解説をしようと思いました。
なので久しぶりに不動産テックについての記事を書こうと思います。

沖縄の片田舎の小さな不動産屋の妄想が独り歩きする記事です。(笑)
同業者の方は是非チェックしてください!
貴方の不動産人生を左右するかもしれません。

※約5分で読めます。

◆不動産共通IDとは?

【コラム】不動産IDの付与~これからの不動産~のイメージ

※上記の赤文字はGoogleMapで検索可能。青文字は検索できません

まず簡単に「不動産共通ID」の概要に触れます。

現在、不動産を特定する方法は
「地番」と「住居表示(住所)」です。
または「物件名○○ビル」など。

このビル名や住居表示は馴染みがあっても
「地番」を理解していない人も多いはず。

簡単に言うと
「地番」=土地に割り振られた所在地です。

住居表示は俗にいう「住所」だと思って下さい。

地番と住居表示は似ていますが全く違う性質を持っています。

住居表示は市町村の編成などで変わることもあります。

例 東風平町○○→八重瀬町○○
例 具志川市○○→うるま市具志川〇〇
例 浦添市字城間→浦添市城間〇丁目

みたいな感じです。

上図でコメントしていますが
Googleで検索する時は住居表示で認識されるので
地番ではヒットしてこない事も多々あります。

土地の地番を入力してナビに従って運転したら全く違う住所に行ってしまう。。。
よく見たら「○○市○○1丁目」というマップ上の文字の上にピンが落ちている。
という経験がある人も多いはず。


これはGoogleに地番が認識されていないからなんです。
新築の物件の場合や行政区画の再編成がされると新しい住所が付与されるので
マップの情報が住居表示の情報に追い付かないという事が原因です。
※地番と住居表示が一致している場所も一定数あります


まとめると
住居表示はコロコロ変わるし
ビル名も売買される度に変わっていくし。。。
地番やら住居表示やらビル名変更やら
現行では物件の所在が分かりにくい
という事が言いたいんです(笑)


地図情報とマップがリンクしていない。
という問題がたくさん顕在する日本の不動産。

こういった不動産の特定を保全するために個別のIDを割り振ろうというのが今回の目的。
位置座標と地番と住居表示なんかを繋げるので
不動産屋さんにとってはこんなにいい取り組みはありません。

上手く整備されれば、物件の特定が困難な山腹や原野なんかも一発で見つけることができます。
もう物件を探すのに公図と地図とをにらめっこする必要は無くなります。
これからの時代は役所などで住所じゃなくてIDを記入してくださいって言われるかもしれませんね。

◆何が便利になる?

さて、不動産共通IDは場所を特定しやすくなるだけではありません。

これまでの日本の不動産が抱えていた問題点、
そして私がこのコラムで何度も提起していた問題点。。。

「不動産情報が不透明」

という問題を解決する第一歩と言われています。
先進国の中でも圧倒的に不動産情報が不透明といわれる日本。

不透明な情報のせいで不動産業者とエンドユーザーの間に大きすぎる情報乖離が発生。
情報の不均衡を飯のタネにする不動産屋さんが横行。
そのせいで取引後のトラブルが後を絶たない状態が続いています。

業者間でも情報を隠匿することが多いこの業界です。
当事者である不動産屋だけが情報を握り込むという悪しき風習が未だに残っています。

・過去の取引事例
・取引価格
・物件の履歴(事故経歴含む)

これらの情報を地場の不動産屋にREINSに登録させるだけでOKとしていた風潮に真剣にメスを入れるという事。

この不動産共通IDで不動産の特定をした後は
・過去の取引事例
・成約価格(売り出し価格)
・物件の履歴(事故経歴含む)
・インスペクションの有無
・登記簿情報
などの不動産の固有の情報を繋ぎ合わせることが可能になります。
そこでブロックチェーンなど新しい技術が生かされていくんですね。

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ブロックチェーンと不動産について妄想した記事はコチラ
【コラム】ブロックチェーンと不動産
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国際的にも不動産情報の透明化が遅れていると指摘されてきた日本に於いて
ようやく重い腰を上げざるを得ないという状況になりました。

過去の履歴や利用状況なんかがブロックチェーンによって保全され、IDによって明確にわかるようになる。

マイナンバーとIDを紐づけして所有者の確認なんかも容易になるでしょうし、相続未登記で所有者が分からないという事も無くなると思います。
今までの不動産取引を大きく揺るがす事態になりそうです。

不動産共通IDの情報は誰でも閲覧できるようになるので(有料課金制の予定)
不動産情報を隠して取引をしていた不動産屋さんには大きなダメージを与える事になるかもしれません。

◆今後の予想と妄想

不動産情報が透明化されるとユーザーと不動産屋の間に情報量の乖離が無くなります。
要約すると

「不動産屋が情報を隠せない」
「よくわからないまま不動産を買ってしまう事が無くなる」
「不動産屋だけが情報を握ることができない」

という事が現実になるんです。

例えば不動産屋さんが隠したい情報の例として

1.すぐに売れる物件情報は自社で囲い込む
2.相場をよく知らない売主から安く買いたたく
3.過去の事故履歴の隠匿

今まではこういったものが隠されて取引されてきたんです。

自社で囲い込むことで流通を阻害
買いたたくことで売主の利益を阻害
事故履歴を隠匿することで買主の利益を阻害

という事を繰り返し、いつしか不動産屋さんは
「怪しい職業」と揶揄されるようになりました(笑)

情報が不透明だから怪しかった不動産屋さん。
これからは嘘で稼ぐことが難しくなってきそうです。

正直なお話だけをする不動産屋さんの漫画が大ヒットしてるくらいですし・・・


また、こうなればいいな~という私の妄想として

・査定や現地調査の履歴
・案内時の音声や動画
・契約や重説の音声や動画

こういった情報もIDに紐づけすることで
「言った言わない」
「聞いてない」
「調査の漏れやミス・勘違い」
も大幅に改善されると思うんです。

不動産の情報が透明化される時代に突入すると
不動産のトラブルは少なくなっていきます。

ただし、過去の情報を全てオープンにすることでエンドユーザーにも負担が出てきます。

売主さんの場合は
「これがバレたら価格が下がる」
という過去の事故なんかを隠せなくなります。

買主さんの場合は
「知らなかった」
と主張することができなくなります。
つまり、人の曖昧な記憶や勘違いによるトラブルは自己責任になります。

また、売主も買主も業者も不動産共通IDによって平等に情報を取得できる時代がやってくるんです。
こうなると多くの不動産屋さんは生き残れない可能性も高くなります。

今でいうREINSに顧客が直接アクセスできるようになって、
売主/貸主や媒介を預かる業者さんに直接コンタクトを取れるようになるはずです。

物件情報がオープンになることで、ただ情報をかき集めてお客さんの来店を待っていた業者なんかは要らなくなりますよね。

◆これから不動産屋は必要?


不動産情報がオープンだからといって個人間契約が主体となる時代はまだまだ遠そう。
メルカリのように個人で不動産情報のやり取りして完結する世界は難しいと予想します。

例えば・・・
色々な病気の症状と対策がネットに転がっていますがお医者さんが要らないわけではありません。
家の作り方や建築工法がネットで調べれば出てきますが建築士が不要な時代でもありません。

専門の知識と現場のノウハウが必要な職種は生き残ります。

不動産情報を誰もが見れるようになっても、高額の買い物を即決で決める人は少ないと思います。
不動産業者は専門家の目として顧客の利益追求に務める必要が出てきます。

不動産屋さんは駅前などの人通りの多いところに居を構えて
ただ口を開けて顧客を待っていれば食える時代では無くなります。

過去の成約事例や成約した案件の数、成約までの難易度、解決手法や履歴、実績が評価されていく時代になると思います。

脳神経外科の名医は○○先生!
現代建築の巨匠は○○さん!
みたいな感じで

中古住宅と土地の案件は金城さん!
相続と仏壇が絡む案件は金城さん!
離婚と借地は金城さん!
※上記の案件は本当に得意です(笑)

という感じの得意分野の取引実績が評価されていく時代になりそう。
売主さんも買主さんも実績が多いエージェントさんに依頼をする形になるんです。

何も一人の担当にお任せするわけじゃなく

借地の案件のスペシャリスト×リノベーションのスペシャリスト
相続案件のスペシャリスト×法律問題に強いスペシャリスト

みたいにそれぞれの得意分野を掛け合わせることで、今まで以上に安全性の高い取引も実現します。
これからは個人の営業実績と得意分野の発信が必要不可欠になります。
スペシャリストとして指名をたくさん受けられるように日々の研鑽を積み上げていかないと仕事が無くなります。
HPも無い、SNSもやっていないような業者さんは評価されない(見つからない/指名されない)ので仕事も減っていくかもしれません。。。

常に現場の最前線に立ちながら日々の研鑽を怠らない業者さんしか生き残れない時代。
サボることは許されませんね(笑)

今回の記事の内容は半分はすぐそこに来ているちょっとした未来の現実。
半分は私の妄想です。。。(笑)

でも、確実に適当に生きているだけの業者さんは淘汰される時代がやってきます。

この記事が読まれることで不動産業界の誠実さと透明性が少しでも向上されたらいいな~
ま、そんな問題のある業者さんはこれを最後まで読まないだろうけどな~(笑)

では~

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不動産売買市況速報
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