こんにちは~。
株式会社REGATEの金城です。
今回は、先日発生した南城市知念久手堅の国道331号で発生した擁壁崩落のニュースについてです。
正直、これを見て改めて感じたのが、
「国道だから安心」
「行政が作った構造物だから安全」
…とは、もう言い切れない時代に入っているなという事です。
実際、今回崩落したのは国道331号の擁壁。
報道では幅約15mにわたって崩落したとされ、現在も原因調査中とのことです。
もちろん、
・施工不良なのか
・老朽化なのか
・排水なのか
・地盤なのか
・近隣工事の影響なのか
現時点では分かりません。
ただ、不動産業に携わっている立場からすると、
「行政の構造物だから大丈夫ですよ」
と簡単に言えない時代になっているのは間違いないと思います。
ここ最近も、
大阪では道路下の下水道配管の隆起、
埼玉県八潮市では下水道管腐食による大規模な道路陥没事故など、
全国的にインフラ老朽化のニュースが続いています。
しかもこれは“たまたま”ではなく、数字を見てもかなり深刻です。
国土交通省関連のデータでは、
全国の下水道管約49万kmのうち、
調査対象となった大型管路だけでも748kmが「要対策」と判定。
そのうち201kmは「1年以内に対応が必要」とされています。
さらに2040年には、
・道路橋の75%
・トンネルの52%
・下水道の34%
が耐用年数超えになる見込みとも言われています。
いやもう、数字だけ見ると結構怖いですよね…。
しかも問題は、
「古くなっている」
だけじゃありません。
日本全国、高度経済成長期に一気に作ったインフラが、
今ちょうど一斉に寿命を迎え始めている。
でも、
・人口減少
・税収
・建設業の人手不足
・技術者不足
こういった問題も同時進行しているので、
「全部を完璧に更新する」
というのが現実的に難しくなってきています。
つまり今後は、
“壊れてから直す”
では間に合わないケースも増える可能性があるという事です。
これ、不動産業界でもかなり重要な話で、
例えばお客様が土地を購入する時、
「前面道路が公道だから安心」
「行政管理だから問題ない」
と無意識に思っているケースって結構あります。
でも実際は、
・擁壁の築年数
・造成時期
・旧耐震時代の施工
・排水処理
・過去の災害履歴
・周辺造成との関係
こういう部分まで見ないと、
思わぬリスクを抱える可能性もあるんですよね。
特に沖縄は、
・高低差のある土地
・海沿い
・赤土地域
・雨量の多さ
・造成地
こういった特徴があるので、
擁壁・排水・地盤は本当に重要です。
人気で海が見える景色が良い高台の物件ほど、
実は“土をどう止めているか”が超重要だったりします。
私自身、今回のニュースを見て改めて思ったのは、
「行政の構造物だから安全」
ではなく、
「行政の構造物でも調べる」
この視点が必要だなという事。
不動産って、
建物や価格だけ見がちですが、
実際はこういう“見えない部分”で
将来大きな差が出たりします。
だからこそ、
・ハザード
・造成履歴
・擁壁
・排水
・インフラ状況
この辺りをちゃんと確認する不動産会社かどうかって、
今後さらに重要になっていく気がします。
では~。