こんにちは~。
株式会社REGATEの金城です。
今日は不動産の話……のようで、ちょっと哲学っぽい話をしてみたいと思います^^
毎日不動産の売買に携わっていると、
「この土地の所有者は誰ですか?」
「所有権移転登記をします」
「所有者の同意が必要です」
など、「所有権」という言葉を当たり前のように使います。
でも先日、ふとこんなことを考えました。
そもそも土地って誰のものなんでしょう?
当たり前の話ですが、地球は人間が作ったものではありません。
何億年も前からそこにありました。
日本列島も、沖縄の土地も、人類が生まれるずっと前から存在しています。
それなのに今では、
「この土地はAさんのものです」
「この土地は3,000万円です」
という話が普通に行われています。
不動産屋の私が言うのも変ですが、冷静に考えると結構不思議な話ですよね(笑)
学校で習った方もいると思いますが、昔の日本には「公地公民」という考え方がありました。
簡単に言うと、
・土地は国のもの。
・人々はその土地を借りて耕していた。
という考え方です。
その後、墾田永年私財法によって開墾した土地を個人で持てるようになり、荘園制度が発達し、長い年月をかけて現在の所有権制度へとつながっていきました。
つまり、
今のような「土地は個人のもの」という考え方は、人類の歴史から見ると決して当たり前ではない。
ということです。
ここで面白い疑問が出てきます。
もし所有権がなかったらどうなるのでしょう?
土地をみんなで自由に使う。
一見すると平等で理想的にも思えます。
しかし現実はそう簡単ではありません。
例えば、
一生懸命畑を耕したのに翌日には別の人が使う。
苦労して家を建てたのに翌日には他人が住み始める。
そんな状態が認められる社会では誰も努力しなくなります。
結果として、
「ここはあなたの土地」
「ここは私の土地」
というルールが必要になった。
これが所有権の始まりとも言われています。
ここからが私の個人的な考えです。
私たちは普段、
土地を売る
土地を買う
と言っています。
でも本当に売買しているのは土地そのものなのでしょうか?
実際には、
「その土地を法律によって使える権利」
を売買しているとも言えます。
土地そのものは昨日も今日も大昔も変わりません。
変わるのは、その土地を誰が使うことを社会が認めるかというルールです。
そう考えると、不動産という仕事は単に土地を扱う仕事ではなく、
社会のルールや約束事を扱う仕事
とも言えるのかもしれません。
さらに考えると面白いことがあります。
例えば那覇市の土地が値上がりしたとします。
その理由は何でしょう?
・道路が整備された。
・商業施設ができた。
・学校ができた。
・人口が増えた。
・周辺地域が発展した。
↑土地の価値が上がる要因のこれらは土地所有者一人の努力でできることではないですよね?
地域全体、社会全体が作った価値です。
それなのに値上がり益は所有者個人が受け取る。
それだと不公平(?)なので固定資産税などで土地の所有者は公共に還元するという考えがあります。
これらは、昔から経済学者や哲学者たちが議論してきたテーマです。
さて、最後になりますが、、、、
今回の話には正解がありませんw
「土地は個人のものだ」
という考え方もあります。
「本来はみんなのものだ」
という考え方もあります。
どちらが正しいかは簡単には決められません。
ただ一つ言えるのは、
私たちが当たり前だと思っている所有権も、長い歴史の中で人間が作り上げたルールだということです。
不動産屋として毎日土地を扱っているからこそ、
たまにはこんな視点で考えてみるのも面白いなと思いました^^
皆さんはどう思いますか?
「土地って本当に誰のもの?」
もし答えや意見があれば、ぜひ聞いてみたいです。
次回は「所有権が無かったら社会はどうなる?」
これをテーマにしようかと考えてます。
では~。
REGATEでは不動産の売買だけでなく、こうした不動産にまつわる雑談や疑問も大歓迎です^^