不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。
It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

BLOG
6月24日
2025
「安い中古住宅が買えなくなってきた理由」

こんにちは。
(株)REGATEの金城です。

今日は、中古住宅を探している方にとってちょっとリアルなお話を。

「築年数が古くてもいいから、安くて自分で手を入れられる物件を探してます!」

最近、こういうご相談をいただくことが本当に増えてきました。
でも正直に言うと…そういう物件、もうほとんど出てきません。

理由はひとつ。
市場に出る前に、再販業者が先に買ってしまうから。


「安い中古物件」は誰が買っているのか?

ここ数年、沖縄でも
「中古住宅を仕入れてフルリフォーム→再販売」する業者さんが一気に増えました。

それ自体は悪いことではありません。
古くて放置されていた家が再生されて、再び誰かの住まいになるのは素晴らしいこと。

ただ、買い手がプロ業者になると、

✅ 現金一括
✅即決
✅短期間での契約成立

とスピードも資金力もあるので、中古住宅を売りたい売り主さんにとっても有利な条件が揃っています。
なので、一般の方が「ネットに出てからゆっくり見学して…」と思っているうちに、
すでに契約済みになってしまうことが多いんです。


結果として、どうなるのか?

たとえば築30年で土地も広め、
ボロボロだけど「DIYでなんとか住めそう!」って感じのちょうどいい家があったとします。

これまでは2,000万円前後で売られていたそんな中古住宅が、
再販業者によって買われ、1,000万円以上かけてフルリフォーム。
そのあと、3,980万円で販売される…という流れが主流になっています。

つまり、
「昔なら簡単なDIYで済む安くて手ごろな物件」が、
いまはフルリフォーム済み物件を“買わざるを得ない”状況になっているというわけです、、、


まとめ:「選べる時代」が終わりかけている

以前は、


・新築を買う人
・中古を買ってDIYする人
・築浅の物件を買う人

…と、それぞれの予算や好みに合わせて選択肢が豊富でした。

でもいまは、
「まず物件数が少ない」
「安い物件は業者が押さえる」
「出てきてもすぐに売れる」

そんな時代になってきています。

もちろん、リフォーム再販の物件が悪いというわけではありません。
プロの手で見た目も中身も一新されていて、まるで新築みたいな物件に住めるのは大きなメリットです。

でも、「自分の手で直して住みたい」
「とにかく価格を抑えて家を持ちたい」
という方にとっては、少し息苦しい時代かもしれません。

また、長年続いた低金利時代が終わりを迎え、金利上昇局面に差し掛かっている現在。
今後は安く物件を手に入れるということは更にハードルが上がりそうです。

特に沖縄県南部地域の地価の上昇と物件の高騰は著しいので、早めに決断するというのが理にかなった時代なのかもしれません。

ということで本日は沖縄県南部地域の中古住宅市場のリアルな世界をお届けしました!

沖縄県南部地域での不動産のご相談なら弊社までお問い合わせください。

では~

 

—————————————-
不動産の価格を徹底的に調査するために弊社では不動産の売れ行きを毎日収集しています。
不動産売買マップ
※毎日、宜野湾市、浦添市、那覇市、西原町、南風原町、与那原町、豊見城市、糸満市、八重瀬町、南城市の不動産の売り出し事例を収集しています。

不動産の最新情報はSNSでご紹介していきます!フォローお願いします^^
友だち追加

↓シェアといいねをいただけたら励みになります♪

この記事を書いた人

不動産売買に関する事を思うままに書いています。
お孫さんの代までお付き合いできる不動産屋さんとして「紹介率No1」を目指します。
不動産に関するご質問など随時個別にご対応させていただきます!お気軽にお問い合わせください!

記事一覧を見る
Tag
もっとみる
TOP
電話をかける 無料査定
無料査定