不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。
It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

BLOG
12月16日
2025
軍用地の投資は万人向けじゃない

こんにちは〜
(株)REGATEの金城です。

過去のお客様からご依頼をいただき、
嘉手納基地の軍用地の販売をスタートしました。

詳細はこちらをご覧ください↓

【軍用地】嘉手納基地 48倍
年間収益1,305,273円(分筆案あり)

嘉手納基地48倍
単有名義/借地料1,742,664円

いわゆる軍用地ですね。

私個人としても、
久しぶりに扱う軍用地になります。

コロナ前にぐんぐん高騰していた軍用地ですが、
いざ売り出してみると、
以前取り扱っていた時と反響がまったく違うのが正直なところです。

倍率がどんどん下がっている

問い合わせが極端に減っている

これが直近の率直な感想です。

そこで今回は、
今の軍用地について、改めて整理してみました。

 

万人向けじゃない軍用地

 

結論から言うと
今の軍用地は「万人向けではない」

ここが一番しっくりくる表現かなと感じています。

利回り・金利だけで見たら、正直キツい

まずこれは正直な話ですが、

今の金利環境で、
利回りだけを目的に軍用地を買うのは、なかなか厳しいです。

日銀の発表もあり、金利は上昇局面。
定期預金や債券の利回りも改善傾向です。

一方で、
軍用地は表面利回り2%前後が中心。

こうして比べると、
「うーん…」となるのは自然だと思います。

実際に、

昔のような即完売は減ってきている

売れ行きはやや鈍化

販売倍率も下落傾向

このあたりは、
先にも述べた通り、現場にいると肌感覚でも感じます。

それでも軍用地が“消えない”理由

ただし、
「じゃあ軍用地はもうダメなのか?」
というと、私はそうは思っていません。

なぜなら、
そもそも軍用地は利回り勝負の商品ではないからです。

長期安定という点は、やっぱり別格

軍用地の強みは、何と言ってもここ。

借主は日本政府

地料は毎年ほぼ確実に入る

空室リスクなし

修繕なし

管理の手間もほぼゼロ

この
「何もしなくていい安定収入」
は、他の不動産投資と比べてもかなり異質です。

利回りは低い。
でも、ブレない。

ここに価値を見出す人は、今でも確実にいます。

相続対策としての強さは今も健在

個人的に、
今の軍用地の本領はここだと思っています。

現金は相続税評価100%

軍用地は実勢価格より評価が抑えられやすい

分割しやすい

換金性も「土地の中では」比較的高い

「増やす投資」というより、
「評価を落として、揉めずに渡す」

この目的においては、
今でもかなり合理的な選択肢です。

今の軍用地は“役割がハッキリした商品”

以前の軍用地は、

利回りもそこそこ

安定もある

相続対策にも使える

運が良ければキャピタルも狙える

という、わりと万能型の商品でした。

ただ今は、

利回りは弱い

市場の勢いも控えめ

その代わりに、

長期安定

相続対策

手間がかからない

という役割特化型にシフトしてきた印象です。

だからこそ、

短期で回したい人

利回り重視の投資家

には正直向きません。

一方で、

すでにある程度の資産を持っている

相続を意識し始めた

現金の置き場に悩んでいる

こういった方にとっては、
**今でも「選ばれる理由がある投資」**だと思います。

まとめ:軍用地はオワコン? → いいえ、ただし…

✔ 利回り・金利だけで見れば魅力は落ちている
✔ 市場の勢いも以前ほどではない
✔ ただし
・長期安定
・相続対策
・手間のかからなさ

この3点は、他の投資ではなかなか代替できません。

今の軍用地は、
「儲けに行く投資」ではなく
「守る・整理するための投資」

だからこそ、
万人向けではない。

この前提を理解した上で選ぶなら、
今でも十分アリな選択肢だと私は思っています。

軍用地の購入・売却をお考えの方は、
お気軽にご相談ください。

では〜

この記事を書いた人

不動産売買に関する事を思うままに書いています。
お孫さんの代までお付き合いできる不動産屋さんとして「紹介率No1」を目指します。
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