不動産経済研究所、2024年の全国新築分譲マンション市場動向を発表

2024年の新築マンション市場の動向を見ていると、全国的に発売戸数が減っている中で、沖縄の不動産市場はちょっと違う動きをしている気がします。

ここで沖縄の不動産価格がなぜ上がっているのか、そしてこれからどうなるのかを、私たち不動産屋の目線でお話ししようと思います。

沖縄の不動産価格が上がっている理由

まず、沖縄の不動産価格が上がっている理由はいくつかあります。

一つは、観光業の拡大です。沖縄は国内外からたくさんの観光客が訪れる人気リゾート地になりました。

特に那覇市や北谷町、恩納村では、観光客向けの宿泊施設やリゾートマンションの需要がどんどん増えています。

今年の夏に開業する大型テーマパークのジャングリアも不動産需要をさらに喚起する可能性がありますね。

そしてもう一つは、移住ブーム。

ここ数年で沖縄に移住する人が一段と増えました。

県外ナンバーの車を見かけるのも珍しくなくなってきましたね。

沖縄の温暖な気候や豊かな自然が魅力ということで、特に那覇市周辺や中部地区での住宅需要が高まっています。

そして東京から沖縄には飛行機で２時間半くらい。一説によると群馬や茨城などの北関東に車で行くよりも早いとかなんとかｗこれらの利便性も相まって不動産需要が高まっているものと推定します。

これからどうなる？沖縄の不動産市場

2025年の分譲マンションの発売見込みでは、九州・沖縄地区は前年比1.5%減の0.7万戸と予想されていますが、沖縄単独で見ると需要はまだまだ堅調です。

価格面では、全国平均で戸当たり6,082万円、1m2当たり94.3万円と上昇が続いていますが、沖縄も同じような傾向が続くと思います。

特に、那覇市や中部地区の好立地物件は、さらに値上がりする可能性が高いですし、2025年1月に公表された沖縄県不動産市場DIレポートによれば、建築費の確保が最も大きな影響を与えており、戸建てやマンションの価格高騰はしばらく続くものと見られています。

ただ、私がいつも言うように価格が高くなりすぎると地元の人が買いづらくなるのでそこはちょっと心配ですね。

不動産屋からのアドバイス

沖縄の不動産市場は、観光需要や移住ブーム、インフラ整備などにより、これからも成長が期待されます。

でも、価格が上がり続ける中で、購入を考えている方には以下のポイントを押さえておくことをお勧めします。

エリア選び：那覇市や浦添、北谷などの中部地区は人気で需要が高いですが、価格も高めです。予算に応じて、少し離れたエリアでも交通アクセスが良い物件を探すと、お得な物件が見つかるかもしれません。豊見城市や南風原町、八重瀬町なんかは交通の便もいいのでお勧めです。

中古物件も検討：新築物件は価格が高いので、中古物件も視野に入れると選択肢が広がります。

金利動向：沖縄の不動産市場は長期的に見てまだまだ価格高騰の気配が消えません。そしてここ最近、金利が上がるという方向に振れています。金利が上がると不動産価格は下がると言われていますが、不動産価格が下がっても金利が上がった分の金利負担が増えるので、毎月の支払額やローンの総支払額は変わりません。不動産の購入を検討しているなら早めの決断が吉だと思います。

沖縄の不動産市場は、これからも需要が堅調に推移すると予想されますが、価格高騰による影響も無視できません。購入を検討している方は、市場動向をしっかりと把握し、慎重に判断することが大切です。

もし沖縄県南部地域での不動産購入を考えている方がいらっしゃったら、ぜひ私たちに相談してください！

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では～

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