不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。
It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

BLOG
5月27日
2020
コロナの第二波について考えました

こんにちは。
㈱REGATEの金城です。

本日のコラムテーマ
コロナの第二波について考えました
です。

最近、緊急事態宣言の解除を受けて日常を取り戻しつつありますね。
観光産業や宿泊事業はまだまだ課題が多そうですが、少しづつ経済が動いてきた気がします。

4~5月に比べると薄っすらですが先が読みやすくなった気がしなくもない。。。
そこで目の前の情報をかき集めて、今後に対して現時点で予想できることをまとめてみようと思いました。

備えあれば憂いなしと言いますし、いつものごとく私の妄想にお付き合いください。(笑)

約5分で読める内容です。

◆新型コロナの第二波は絶対に来る?

「コロナの第二波は必ず来る」

まず、これは誰しもが警戒していると思います。
中にはもう第二波は来ないと言っている人もいますが、、、
逆のポジションをとってバズりたいだけな気がするので無視します(笑)
来なきゃ来ないで万々歳なので、警戒を解くより警戒しといた方がいいですよね~

日本は徐々に緊急事態を解除していますが、ウイルスが撲滅されたわけではありません。
海外ではまだ感染が広がっていますし、ウイルスの強毒化の可能性も否定できません。

しかも海外の感染が落ち着くのはいつになるのか予想もできません。

今の私たちができることはできる限り感染を予防することに務めながら
第二波が来たときに今回のようなパニックにならないように備えを構築することが優先だと思うんです。

最近マスクのせいで熱中症になる人が増えているみたいなニュースも出てきているし、
陸上自衛官がマスクをして訓練した後に死亡したらしいし。。。

感染防止と熱中症対策と、経済の回復のための消費と、、、
考えることは沢山ありますね。

また、人はすぐに忘れるし、すぐに現状に慣れてしまうものです。
東日本大震災の直後はあんなに防災グッズを買い占めてましたよね?
でも、南海トラフの地震が80%の確率で来ると言われているのに準備をしている人は数少ないのが現状です。
しかも東京の人口は1400万人を超えました。首都直下型の危険性もあると言われているのに・・・
正に喉元過ぎればというやつですね。

コロナの第二波も発生するまでに間隔が開いてしまった場合はみんな警戒を解いてしまうんでしょうね。
でも第二波が来ることを織り込んで動くことは大切です。

第二波に備えて何をするか?
何を準備して、何を優先するか?
常々頭を使いながら警戒をしようと思う今日この頃です。

みんなが喉元過ぎて熱さを忘れている間にどれだけ考えて積み重ねるか?
これが今後の差別化のポイントだと思います。

第二波がもし来なくても、この想定している動きと考えで他よりは一歩抜きんでることができると思う今日この頃です。

◆医療系の感染ではなく経済の第二波も考える

本日の記事のメインテーマです。

「コロナの第二波はウィルスだけじゃない」

そうなんです。
ニュースなどでは医療崩壊への懸念がフォーカスされがちですが、
これから起こる第二波はウィルスによる感染だけでなく経済の影響も考えないといけないんです。

第一波で影響を受けた業種がこちら

・航空業界
・公共交通
・自動車産業
・原油
・観光業
・飲食業
・宿泊業
・店舗型の小売業
・接客を伴う業種全般

人の動きが制限されることでありとあらゆる業種が影響を受けました。

航空業界にしろ自動車産業にしろ
「大勢の人の動きをターゲットにしていた業態」
のような人が実際に動くことで利益を出していた業界が大きなピンチに陥っています。

沖縄の不動産業界では現地見学会の集客ができなくなり、大手の木造建売業者さんが土地の仕入れを制限しました。
また、既に完成した木造住宅を大幅に値下げして現金化するという動きにシフトしたとの情報も入りました。

新築の木造住宅の価格が下落することで、過熱しすぎた中古の住宅市場も冷や水を浴びせられたという感じです。

それ以外でも観光客をメインとしていた不動産はまだまだ我慢が続きそうですし、
テナントの収益悪化などは今後も続々出てくると思います。

また、いろいろな業界で懸念されているのがコロナショックによってグローバル企業などの大手企業の倒産が起こってしまう事です。
大企業の倒産が起こると連鎖的に関連会社の倒産ラッシュが起こります。

そうなると金融も打撃を受けますし、大きな経済危機が訪れます。
あらゆる業態に経済的な第二波が襲い掛かることになりかねません。

「今回のコロナは金融が健全だからウィルスが落ち着けば大丈夫」
という見方もありましたが大丈夫だと思ってはいけないんでしょうね。

つまり
「コロナウィルスが無くなったら元通り」
を期待している人はずっとその場で耐えて我慢しているつもりで
新しい変化の兆しを見つけることを放棄している人という事になります。
「コロナウィルスが無くなることはない」と言われていますから・・・

◆元に戻すのではなく「変化」をする

そこで視点を変えないといけないことがあります。
「収束をしたところでどこまで持ち直すのか?」
という考えではなく、
「人の流れが変わった世の中でどうやって変化をするか?」
という考えにシフトしないといけません。

そのために
「今後元に戻らないであろう事象」
をピックアップして把握しておきます。

コロナが落ち着いても元には戻らないだろうと言われているものがこちら。

・海外渡航(国境を超える人の動き)
・大勢が一堂に会す会議など
・ライブハウスなどの密閉空間による飛沫感染の可能性が高いもの
・民泊などの供給過多な宿泊施設
・レンタカー事業
・夜の接客

いわゆる蜜になりそうなものと不必要に大勢が集まる事ですね。
上記は若干の持ち直しはあったとしても去年までのような状態には戻らないと予想されています。

また、逆に今回のコロナによって飛躍したサービスがこちら

・リモートワーク
・リモート会議・飲み会(Zoomなど)
・ウーバーイーツなどのデリバリーサービス
・YouTube、NETFLIXなどの動画配信サービス
・集まれみんなの森(あつもり)

飛躍したサービスの共通することは対面をせずに人と関わるという事ですよね?
人の動きが制限されてしまって、今後も元には戻らないとしたら
「元の動きをしていると無駄になることが顕著に表れる」という事に置き換えれます。

人と会わずに仕事をするという事がトレンドになると
「不必要な時間」が大きく削減されます。
満員電車の移動や定時出社が見直され、時間に対する考え方は大きく変わってきています。
「本当に必要なものは何なのか?」を考える必要性が出てきました。

ここからは少し不動産業にフォーカスしますが
色んな業態でも当てはまる事例があると思います。

SNSの集客やIT重説が浸透していけば、お客様が来店するという行為が必要無くなります。
海外では電子契約という決済手段が流通してきており、人が対面する必要性がどんどん無くなってきているらしいです。
日本の不動産業界は相変わらず遅れていますがこのリモートワークを追随する動きが加速してきています。
そうなると路面店舗や駅前のような人通りが多い家賃の高い場所に出店する必要が無くなります。

テレワークを導入すると従業員のためのデスクスペースや従業員駐車場なども要らなくなります。
お客様との面談や打ち合わせもZoomを使えば移動時間を削減できます。

物件の室内確認もスマートキーを使い、室内の画像を遠隔で監視することで担当者が立ち会う必要は無くなります。
お客様も時間を気にせず気兼ねなく内覧ができるようになります。

物件案内の動画を予め公開しておくことで24時間好きなところで物件を見ることもできます。
実際にこの手法で契約が伸びている業者も出てきています。

「今後戻らないであろう事」と
「コロナで伸びた需要」
を掛け合わせる事で様々な可能性が見えてきました。
まだ細かい技術などを集めたらもっといろんな事ができそうですね。

どうでしょうか?
あなたがお勤めの業種、職種にも当てはまりませんか?

また、この業界ごと無くなってしまったらどうしよう?
という視点も必要になってきます。
不動産業も同業他社がライバルや脅威という世界観ではなくなってきて、
全く別ジャンルのIT企業の進出こそが一番の脅威だと言われてきています。

15年前くらいにリクルートがSUUMOのサービスで不動産業の集客を変えたように
アメリカの「Zillow」「Opendoor」「Redfin」「Compass」とかが日本の不動産業を脅かすようになるかもしれません。
上記の4つはアメリカの不動産テック代表みたいなものです。
ググればすぐに詳細が出てきますのでお暇な時にでも調べてください。

次に起きる大きな変化はどのようなサービスなんでしょうね?
これについては個人的には少しだけ見えてきましたが、まだ確信に至っていないのでもう少し頭の中で整理してから発表したいと思います。

偉そうにもったいぶるけど結局見当違いという結果も大いにあり得ますので、発表しない可能性も否定できません(笑)

◆大きな混乱の後・・・

歴史を見ていても
「大きな混乱の後は新しい力が覇権を握る」
と言われています。

世界的な大混乱が起きたので、
今までのやり方では通用しない時代がやってきたかもしれせん。

こんな大混乱の時期だからこそチャンスがたくさん転がっています。
私は多くの情報を集めて「変化の準備」を進めていこうと思っています。

今何が起きてて、次は何が来るのか?

未来予想はできませんが、将来に備えることはできます。
備えあれば憂いなしですね。

実はこの本を読みました

本をよく読む方の中には
もうお気づきの方はいるかもしれませんが、
今回のコラムのタイトル画像にも使ったこの本を読んだんです。

「コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画」
著:
冨山 和彦

色々と刺激を受けました。
気になった方は読んでみてください。

前々から「変化をしないとやばいよ」とこのコラムで提唱してきましたが
この本を読みながら不動産業の実態と照らし合わせると視野が一段と大きく広がった気がします。

とても読みやすいですし、不動産業に関係のない方も是非読んでみてください。
損はしないと思いますよ。

ちなみにこの本を買ってもらっても私には一円も入ってきません(笑)

本を読むのが苦手な方はオリラジあっちゃんのこの動画を見るのもありかも


今後も沖縄の不動産あるあるや不動産実務体験記、妄想による未来予想などを書いていきます。
では~
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この記事を書いた人

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