不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。
It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

BLOG
1月25日
2020
沖縄にも地震は来るのか?

こんにちは。
株式会社REGATEの金城です。

本日のテーマはこちら
沖縄にも地震は来るのか?です。

先日南海トラフ地震による津波被害の予測が発表されましたね。

南海トラフ地震、各地の津波確率を公表 地震調査委

 

これを受けて私が感じたことと沖縄の不動産に対する影響などを考えてみようと思いました。
いろいろなところから情報を集めていますが、私は地震の専門家でもなんでもないので素人の独り言と捉えてくださいw

 

地震が起きた時に不動産はどうなる?

 

 

30年以内に70%〜80%の確率で起きると言われている南海トラフ地震。。。。

日本列島は南海トラフ地震以外にも首都直下型地震とかも起きると言われていますよね。

 

ここで不動産屋目線で地震の時の被害を考えてみます。

みんなの記憶にも残る大震災の被害の状況としては、阪神淡路大震災の時は「火災」による被害が大きく、東日本大震災では「津波」の被害が甚大でした。

 

建物の損傷という点で見ると、新耐震と言われる昭和56年以降に建築された建物は揺れによる被害は少なく、いわゆる旧耐震の戸建が大きな被害を受けたらしいです。

現在の耐震基準をクリアすれば建物の倒壊の確率は減り、地震による建物の被害は大幅に縮小傾向にあるということですね。。。

 

実際に東日本大震災の時、東京を震度5強の揺れが襲いましたが建築中のスカイツリーにはほぼ被害がなく、地下鉄などの地下施設も被害はありませんでした。
新耐震基準のRCなどの堅牢な建物に避難すればある程度安全を確保できるということだと思います。

 

でも、先述の例のように人的な被害を受けてしまうのは
「火事」「津波」
が原因で地震本体の揺れが原因ではないんです。

 

だから建物の耐震性や安全性に安心するんじゃなくて何処に建っているのか?が重要になってくるものと思います。(もちろん耐震基準も重要ですが)

 

東日本大震災の後、連日の津波被害のニュースを目の当たりにして津波に恐れを抱いた人々が低地を嫌煙することで沖縄でも海抜の低い土地の需要は暴落しました。

 

最近では与那原町東浜や糸満市潮崎、豊見城市豊崎など埋立地の需要も徐々に盛り返してきた印象ですがまた世界中のどこかで津波被害が発生すると暴落するかもしれません。

 

ここでもう一度南海トラフ地震による津波被害の記事に戻ってみます。

 

南海トラフで巨大地震発生…「3m以上の津波」確率は? 国の調査委が初公表

 

この発表を見ても3m以上の津波の可能性はかなりの広範囲に亘っていますし、
5mや10mなんてもう防潮堤とか自治体の努力でどうにかなるレベルではないでしょ!?っていうのが素人の私の考えです。

2019年の台風による浸水被害や河川の氾濫でも学んだように低地は不動産にとってあまりいいことが無いような気がします。

 

そう言えば余談ですが熊本地震の時に土地が断層地震によってずれたという事象がありました。

私は不動産屋なのでこの場合の所有権(境界線)ってどうなるんだろう?って思ったんですね。んで、調べてみたらこんな記事がありました。

 

土地の境界線は地震でも変わらない!?

地震による断層のずれ

 

この記事の内容によると原則として境界は地震によってずれてしまってもそのままずれたままの境界で所有権として維持されるんですね。。。

なんにせよ大規模な地震の時は不動産の評価は多方面で大きな影響を受けるということですね。

 

沖縄にも地震が来る?

 

いろいろ寄り道をしましたがここからが本題。

沖縄は「地震が少ない≒地震が来ない」という考えが根強いらしく、それが事実なのか過去に沖縄で起きた地震を調べてみました。

 

沖縄県に被害を及ぼした主な地震:地震調査研究推進本部事務局のHP参照

下記にリンクのやつの文字を抜粋しています。

***************************

1771年4月24日
(明和8) (八重山地震津波) M7.4 八重山列島と宮古列島で被害。溺死者約12,000人、家屋流失2,000棟余。

1909年8月29日
(明治42)沖縄島近海 M6.2 死者2人、負傷者13人、家屋全半壊106棟。

1911年6月15日
(明治44) 奄美大島近海 M8.0 (奄美、沖縄諸島に被害。死者12人、家屋全壊422棟。)

1947年9月27日
(昭和22) 与那国島近海 M7.4 石垣島、西表島で被害。死者5人。

1958年3月11日
(昭和33) 石垣島近海 M7.2 死者2人、負傷者4人。

1960年5月23日
(昭和35)(チリ地震津波)M9.5 死者3人、負傷者2人、建物全壊28棟。

1966年3月13日
(昭和41) 台湾東方沖 M7.8 与那国島で被害。死者2人、家屋全壊1棟。

2010年2月27日
(平成22) 沖縄本島近海 M7.2 負傷者2人。

***************************

 

これを見てわかるように沖縄でも大きな地震は起きていますし、津波の被害もたくさん発生しています。
「沖縄だから大丈夫」という考えは通用しないことがわかりました。

日本中どこにいても地震の被害を受ける可能性があると言うことですね。

 

 

ここまでの考察をまとめてみると、日本で生活する以上はまずは地震が起きるという前提に立っていろいろと考えないといけませんよね。

そして沖縄でもいつかは大きな地震はやってくるということがわかったと思います。

 

震災も何もかも時が経てば人の記憶から薄れてしまいます。油断した時にドカンと大きな災害がやってきます。油断してると被害も大きくなってしまいます。

 

備われば憂なしというように、常に防災の視点を持ちつつ不動産の取引に関わっていこうと思いました。

 

では〜

 
—————————————-
不動産の価格を徹底的に調査するために弊社では不動産の売れ行きを毎日収集しています。
不動産売買市況速報
※毎日、宜野湾市、浦添市、那覇市、西原町、南風原町、与那原町、豊見城市、糸満市、八重瀬町、南城市の不動産の売り出し事例を収集しています。

不動産の最新情報はSNSでご紹介していきます!フォローお願いします^^
友だち追加

↓シェアといいねをいただけたら励みになります♪

この記事を書いた人

不動産売買に関する事を思うままに書いています。
お孫さんの代までお付き合いできる不動産屋さんとして「紹介率No1」を目指します。
不動産に関するご質問など随時個別にご対応させていただきます!お気軽にお問い合わせください!

記事一覧を見る
Tag
もっとみる
TOP
電話をかける 無料査定
無料査定