不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。

It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

こんにちは。
㈱ＲＥＧＡＴＥの金城です。

私、10数年この不動産業界に居ますが、、、
「不動産って何だろう？」という疑問が出てきたので、不動産屋として不動産の事を深く考えてみました。

10年以上この世界に居ても不動産が難しくてわかりにくいんで、そのあたりの原因を探ってみようという感じの内容です。

最初に断っておきますが、ただの私の自己満足の内容なので、人のためになるようなものではありませんｗ

お暇な方だけお付き合いください

◆不動産業の始まり

まず、不動産業の起源を少し考察。。。

むかしむかし・・・

35億年前に地球が誕生しました。
地球は燃えたり噴火したり凍ったりを繰り返し、たくさんの地殻変動を繰り返して島ができてそこに人々が住むようになりました。
その頃は土地が誰のものとかそういう認識はありません。
だって、大昔から地球の一部である大地を「ここからここまで俺のもの！」っていう主張をする意味が無いんですから。

そこから時は経ち、次第に人が集まって文明が発展し、偉い人と平民との格差が生まれてきます。

そのあたりから不動産って偉い人の縄張り（領地）になっていて、そこに人（民百姓）を住ませ農産物を生産させて年貢を集める。というのが主流になります。

庶民はみんな殿様から与えられた土地に住んで生活するのが当たり前。
お殿様以外は土地を持つことを考えることも無かった時代です。。。
そもそも国土は朝廷のものという考えだったので、お殿様も天皇から土地を与えられているという感じでした。

この頃までは土地は天皇のモノだったんですね。

更に時は経ち。。。
西暦743年の「墾田永年私財法」によって、庶民も土地の所有を主張できるようになり土地が朝廷のものでは無くなりました。
※自分で開墾した土地は自分のものって主張していいよってやつ。

そこからいろいろと発展し、社会（県や市町村）が成立し、土地の利権や権利の奪い合い賃貸借・売買取引などが生まれ、土地の価値が見いだされた。

そこから更に借地や借家とかが生まれて地主という存在が出来上がり、土地や建物をみんなに貸したり売ったりしてるうちに土地とか建物の知識に特化した商人が出てきてそれらが不動産屋となった。

めでたしめでたし。。。

強引に凝縮したら不動産業の始まりはこんな感じだと思います。
私の個人的な解釈が入り混じっているので、リアルな歴史の訂正やご指摘は一切受け付けませんｗ

◆不動産て何だろう

もともとは地球の一部である大地に対して、価値を見出し、その権利をやり取りするという流れが見えましたが、大もとを辿っていくと不動産て誰のものでも何でもないんですね。建物は作った人のモノだという認識で間違いありませんが・・・

実際に土地の取引にしても登記簿の名義を書き換えるだけですし、権利証や登記識別情報という紙をやり取りしていて、土地は大昔からずっとそこにあるだけです。

つまり不動産っていうモノは存在せず、そこに価値があると信じる事で人々が動いているんです。

私たち不動産屋って高額なモノを取り扱っていると勘違いされがちですが、不動産という概念を扱っていると考えてみたら色々とクリアになってきました。

私たち不動産屋の仕事は不動産という権利や概念を取り扱いながら、売主さんや買主さんの感情を上手くコントロールして取引を成立させる事だったんですね。

不動産を介して人と人の感情の受け渡しをしているのが我々の仕事なんです。

なんて素敵な仕事なんでしょう。

でもこの人の感情を受け渡しするのが難しいからクレームも起きるし、大きなトラブルも起きます。

大きなお金も動くので人生を狂わせてしまうくらい損をする人も出てくるし、悪い人もたくさん寄ってきます。

不動産ってただの概念のやり取りですが人を狂わせる狂気を孕んだ商品なんですね。

こう考えると不動産業がなぜ難しくてわかりにくいのか？という事が少し理解できた気がします。

お金や利権が絡んだ人の感情ってややこしさ100％ですからねｗ

今回の考察で

不動産＝人の感情×お金×利権

という方程式を発見できましたｗ

なんだかこれ以上考えると何もかもを見失いそうなのでこの辺で辞めときますｗ

最後に無理やりまとめると不動産っていうモノは概念でしかなくて、それを扱っている不動産屋さんも、売る人も買う人も貸す人も借りる人も全員感情でしか動かないという事ですね。

人の感情を扱ってお金に換えている仕事だと思うと、今後もたくさんの人の感情に寄り添っていこうと思いました。

では～

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