友だち追加
Column

コラム

不動産業界とオープンデータ

【コラム】不動産業界とオープンデータ~今後の情報化社会をどう生き残る?~のイメージ

こんにちは~
㈱REGATEの金城です。

本日のコラムは
不動産業界とオープンデータ~今後の情報化社会をどう生き残る?~
について沖縄の不動産売買専門業者としての視点を交えながら考えていきたいと思います。
今回の内容は宅建士で今後不動産業界に携わりたい方や、今後の不動産業界ってどうなるのか?と考えている方に少しだけでもヒントになれればいいな~という内容です。
いつものごとく私の主観と偏見が多分に盛り込まれていますのでご容赦ください(笑)
一部内容は同業者さんに怒られてしまうかもしれないです

オープンデータとは?

まず「オープンデータ」ってご存知ですか?
読んで字のごとくオープンなデータのことですが、誰もがアクセスできるデータのことを指します。

オープンデータの定義として
・誰もが利用(加工・編集・再配布など)ができる
・営利・非営利に関わらず二次利用が可能
・機械判読ができる
・無償で利用可能

という点です。
オープンデータの説明は下記の動画に丸投げします(笑)
※不動産テックのコンサルタントとしていつも参考にさせてもらっています。

この動画で解説しているように頭の柔らかい東京のベンチャー企業さんたちが率先して取り組んで、地方までどんどん波及させていってもらえる事を期待しています。

沖縄の不動産事情の不透明性とREINS

5Gの運用開始やビッグデータの活用が促進される世の中になってきましたが、今後の不動産業界はこの流れに乗っていけるのか?

前々から私が問題視している「不動産業界全体の情報封鎖」に関して、一回りも二回りも情報の不透明化が促進されている沖縄の不動産業界は大丈夫なのか?。。。正直不安です(笑)

まず沖縄の不動産屋さんはREINSに物件登録をしない業者がほとんどです。
宅建業法違反なのを承知で登録していません。

沖縄の業者さんが登録をしない理由については以下のような感じです

・沖縄の物件を登録しても内地の業者が客だけ送ってきて手数料が折版なのが割に合わない
>内地の業者さんはお客さんを送るだけで、案内などは全てこっちでやるのがバカらしくなったと聞いたことがあります。これは一理ある気がします。

・みんなが登録しないから自分だけ情報を公開するのがばからしい
>みんなで渡れば怖くないという状況でしょうか?業法違反を承知で登録していません汗

・みんなが登録しないから自分も情報を得られないし、意味がないじゃん
>これ、登録をしないことによる悪循環ですね。実際沖縄の物件をREINSで探すことは困難です。

・情報を公開するとお客さんを他社に取られてしまう。
>一部の沖縄の業者さんは物件の画像や場所さえも載せないでポータルサイトの活用をしています、その掲載ページは誰が得するページなのか意味不明です・・・汗

こんな感じでただでさえ情報が不透明な不動産業界なのに、拍車をかけて不透明さを濃くしているのが沖縄の不動産業界だと感じています。

しかも同業者同士でも疑心暗鬼になっているので情報を開示しなかったり、俗にいう「囲い込み」が横行している現状です。。。

5Gの時代に情報を閉鎖しまくって世間に逆行するのってどうなんでしょうね?

また仮にREINSが一般公開されたとしても登録情報の不確実性は否めません。
もし今の段階でREINSを一般公開してもほとんどの人が見向きもしないんじゃないかというクオリティです(笑)
現状で公開されても虫食いの情報だらけで活用が難しいと思います。
登録する業者がちゃんとした情報を入力しないのでオープンにしても意味がないんです。
もうこうなったら売りたい情報を売主が直接入力できるシステムに変えちゃえばいいのに。。。
そうすれば囲い込みもできないし、買主も探しやすくなるし。


愚痴はおいといて今後の動きと流れから考えてREINSの公開に関しては時間の問題だと思うので
エンドユーザーが利用しやすいように改良することを期待しましょう。

なぜREINSの公開に反対する?

ここからは沖縄の話から全国的な動きに目を向けます。
REINSの一般公開についていろいろと議論され続けていますが、そもそもREINSの公開を反対している方が大勢いるらしいので何故なのか考えてみました。

REINS情報を一般公開すると何が起きるか?
という事ですがこれ、他社の物件を客付けすることに特化している業者さん(いわゆる客付け専門業者)が淘汰されることにつながります。

どこの業界でも共通しますが「仕入れが大事」というセオリーは不動産業界にも当てはまります。
REINSが公開されると元付業者さん(直接不動産を預かる=仕入れができる)に直接お客さんが問合せできるので、
わざわざ客付けの業者さんにお願いする意味が無くなるんではないか?と言われているみたいです。

自社で元付になれない(仕入れができない)業者さんが多くいるのでREINSの公開を防ぎたいんだと思います。

でも単純にREINSの公開がされたとしても本当に客付け業者はいなくなりますかね?
「信用している業者さんに相談したいから」
という理由で客付けをお客様の方からお願いするケースも増えてくると思うんです。

現に私のところには
「この物件ネットで見つけたんだけどどうかな?」
「調べて間に入ってくれませんか?」
という依頼もよくあります。

大手だからって担当者が絶対安心できるとは限りませんし、元付だからって不動産の調査が完璧ってことはあり得ませんからね。
厳しい言い方をすればREINSの公開によって困る業者さんはそもそも世の中に必要とされていないという事だと思います。

情報の一般公開が当たり前になったら業者さんの信頼度で生き残りが左右される事になります。
不透明さで儲けていた業者さんには厳しい時代がやってきます。

情報が透明化したらどうなる?今後の展開は?

では情報の透明化が進んだらどうなるんでしょうか?
まずエンドユーザーのメリットが大きく増えますよね。
・不動産情報を多く取得できる
・業者の囲い込みが無くなり、公正な取引が期待できる
・価格の適正さが見えるので不当に高すぎたり安すぎる取引が無くなる
・情報の不透明さを利用して利益を中抜きする業者がいなくなる

など、考えれば様々なメリットがあります。
でも不動産業者にとっても
・透明化された情報によって調査や査定に割く時間が減る
・情報が共有化されるので情報の整理が省ける
・他社の足の引っ張り合いや囲い込みが無くなる
などのメリットがあります。
・・・不動産業者のメリットは少ないな(笑)だから阻害するのかもしれませんね。

でも情報の透明化が進んだら不動産業者は会社の大小ではなく、営業マンの個のスキルが求められてきますね。
これについては以前に書いた下記のコラム内の「テクノロジーの発展と不動産業界」の項目を読んでみてください。
↓クリック
【コラム】宅建士と今後の不動産業界

また、私が現在構想している
「不動産情報がオープンデータ化された世界」を少しご紹介。
※細かい設定なども考えていますがあくまでもイメージを共有するためなので詳細の説明は省略します。


◆誰もが情報を当たり前に取得できるので「囲い込み」で情報を隠そうとする業者は居なくなります。
◆業者による囲い込みが無くなると流通速度が増します。
◆売れ残りにならないようにするには「適正な価格設定が必須」となります。

・・・あれ?宅建業法の基本のような気がしますね。
業者を介在させると基本ができなくなってしまっているという事かもしれない。。。
じゃあ「適正な不動産流通」のためには業者は要らない?ってことか(笑)

現時点では沖縄県南部のニッチなエリア限定ですが、弊社が少しでも不動産の価格を一般公開できないかと考えて作ったサイトがあります。
完全自動のAI査定
↑沖縄県南部の不動産の価格を調べたい方はお気軽にご利用ください。

このサイトで参考価格を決めて売主が情報公開をすることができるようにします。
この不動産情報は誰でもすぐに入手できるので

買主は
「その物件の価格が適正か?」
「法律的に問題点が無いか?」
「売買後にトラブルが起きないか?」
という点を信用できる担当者に調査してもらうという感じになります。

売りたい人と買いたい人のニーズがマッチしてから
調査に入ってもらう担当者を選ぶというイメージです。

業者というフィルターが無いので適正な不動産取引が横行することになります。

この構想は既存の業界には馴染みませんし
「理想論だ、きれいごとばかり並べて実現できない。」
と言われるのは重々承知です(笑)

でも情報を隠すことに奔走する業者さんたちよりは
確実に信用と評判は勝ち取っていけると考えています。

まずは
「あそこに相談すれば適正な評価をしてもらえるよ」
「適正な評価と価格が分かったうえで売り出すから買主にも評判らしいよ」
という状態まで持っていって成功事例を作りたいと考えています。

まとめとして

今回の言いたいことをまとめると

・不動産業界は情報開示に逆行している場合ではない
・テクノロジーに抗わずに時流に乗って行ける業界にならないとそろそろヤバい
・情報が透明化されたときは既存の「隠す」手法は通じない
・そもそも不動産業者が要らなくなるんじゃない?(笑)


という事ですかね。
まだまだオープンデータの時代には遠く感じる不動産業界ですが、あっという間に変革が起きると思います。
その時に不動産屋さんとして必要とされていないとすぐに淘汰されてしまいます。

私は「不動産屋」という職業も無くなってしまって、
専門能力を持った個人の宅建士だけが生き残る世界になるんだと考えています。

「世の中に必要とされる宅建士」
になれるように常にアンテナを張って変化していこうと思います。

5Gによる情報化の大波はすぐそこまで来ています。
変化して生き残っていきましょう。

今回の構想や妄想はあくまでも一例ですし、今後を考えている人の何かのヒントになれば嬉しいです。
大きな妄想を走らせながら「変化」していこうと思います!


沖縄県中南部の不動産の事なら「嘘」と「忖度」無しでアドバイス差し上げます!
不動産のご相談
上記よりお気軽にご相談ください。
では~

※最後まで読んでいただいてありがとうございます。
このコラムの一番の目的ですが
「宅建業で独立したい」「起業したい」「何を準備すればいいの?」
という方に向けて、、、というか10年前の私がこの状態でしたので、同じような考えの方がこの記事を読んで何かの参考やヒントになれればいいなと思っています。
あの頃の私と同じような境遇の方が読んで、何かしらのインスピレーションに繋がれば嬉しいです。

それ以外にも「沖縄の不動産あるある」「沖縄の不動産売買」についてもいろいろと書き綴っていこうと思いますので、応援よろしくお願いいたします。

ページトップへ戻る