不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。
It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

BLOG
12月15日
2020
コロナ禍の今後〜東京の人口減少?〜

◆東京からの人口流出が目立つらしい

こんにちは。
㈱REGATEの金城です。

本日のコラムテーマは
コロナ禍の今後〜東京の人口減少?〜
です。

最近気になるニュース。
コロナの影響を懸念してか、東京都の人口が減少傾向とのこと。
都心部の事務所の空室率増加。
単身者向けの部屋が埋まりにくくなっているらしいです。
不動産屋としては気になるニュースですね。。。

東京都からの人口流出・・・
同じような現象が過去に起きたのを思い出します。

そうです。
東日本大震災です。

 

あの時、南海トラフ地震や首都直下型の地震を恐れた人々が沖縄移住を試みました。

一時的に震災をきっかけに沖縄に移住をする人が増えたんですね。

そこで今回の東京の人口減少が沖縄移住を促進する可能性があるのかについても考えます。

この今回の記事は情報を集めすぎて拗らせてしまったと自負しますw
今回はテーマありきで見切り発車なのでうまく結論に持っていけるか自信がありませんw

お時間のあるお暇なお人だけお読みください。

 

◆東京からの転出者が続出?

 

まず今回のテーマの根幹。
東京からの転出者が増えているという理由を分解します。

TVやラジオのニュースをもとに原因を探ると、代表的な理由として取り上げられているのが

・コロナの感染が怖い(人口密度)
・テレワークの普及で都心に住む必要性が減った
という感じの見方が多いようです。

でも、テレワークの普及でわざわざ引っ越しをしたという人はまだ少数です。
確かに通勤の利便性を求めなくなったとはいえ
いきなり完全にテレワークで仕事ができるかと言われると
まだまだ社会的なインフラ整備が追いついていないし。。。と言う現実。

ということは転出の原因はやはりコロナ感染?
となりますね。

コロナを理由にするためのロジックで紐付けをすると
何でもかんでもコロナのせいにできるので要注意。

だって、コロナに罹患して死亡してしまった人の中に高齢者がたくさんいるってニュースされるけどさ。。。

高齢者が肺炎や体調不良で亡くなっている数は例年と比べてもそんなに増減していないらしいです。
コロナに感染したけど、別の理由で死亡してもコロナの感染による死者にカウントされているみたい。

高齢者が若者よりも死亡しやすいのは体力的な問題だし、
海外の人が死亡しやすいのは医療の技術だったり、衛生面だったりするみたいだし。。。

極端な例で
コロナにかかってしまって、もともとのがんで死亡した人がいたとしても
「コロナの感染者から死者が出ました」

ってなるような。。。

コロナ報道の一番怖いところは
「病床が減少してしまってコロナ以外の重症患者の対応ができなくなっている」
ということが大問題だという一面もあります。

なんでもかんでもコロナに関連づけできちゃうので
「コロナが理由で転出者が続出」
というのは理由として単調すぎる気がしたんですね。

 

◆東京にいる理由がなくなった

 

東京都在住で東京出身者って何人いるかわかりますか?

ネットで検索してみるとすぐに調べられます。

東京都に住んでいる東京生まれの人は54.4%

つまり約半分が地方出身者ってことです。

東京人の半分は田舎者ってことです。

この地方出身の人が東京で住む理由を考えてみます。

ご存知の通り東京は日本の首都。
人口密度も日本のトップ。
商売もビジネスも東京でやると間口が広がりやすい。
東京は他業種との競争も時流の変化も苛烈なので新しい商売がどんどん生まれる場所です。
たくさん仕事が生まれるから多くの働く人が集まるんです。
地方から東京に移り住む人の根本にある移住理由は今も昔も「仕事」です。

これだけたくさんの企業や人が集まればそりゃ感染者数も爆発的に増えます。

ところがなかなか収まりを見せないコロナの感染。
感染者が増え続けるもんだから行政が企業活動の自粛を要請。
パート。派遣。アルバイトなどの従業員カット。
人員整理。。。
人が多いことで商売やビジネスが成り立っていたのにその根幹を揺るがしたコロナ。

さらに年末に差し掛かり
こんなにコロナが蔓延しているから忘年会もやらない。
「コロナだから集まりません」
という企業が続出。

 

今年1月の春節爆買いツアーの受け入れ中止から始まり
新学期、卒業式、GW、夏休み、、、
たくさんの人が動くイベントが中止されました。
さらに追い討ちをかけるように年末の忘年会、新年会も中止。。。

こうなると飲食業や旅行業、観光産業の顧客流入は激減。

家賃の高い東京で営業を続けるよりも地方に移転という考えになるのも普通のことだと思います。

コロナによって職を失った人は田舎に戻ると言うのも普通の流れです。

そう、私の個人的な考えでは東京都の人口流出は
約半分いた地方出身者が東京で生活するための仕事をなくした
というのが真理ではないかと睨んでいます。
コロナが原因にはなりますが、感染を恐れてというよりは仕事を失って、、、という方が事実として納得できます。

PCR検査ができる病院や施設増えて感染者が増えているけど死亡率が増えていない。
感染者数の増加をひたすらに報道するマスコミ。
・・・そもそも累計感染者数って必要な数字なんでしょうか?

こう考えるとコロナウィルスが原因というよりは
「コロナ報道」が原因?と考えるとしっくりきませんか?
コロナ報道の是非は個人個人でお考えください。
あくまでも個人的な意見です。

 

◆沖縄は避難場所になるのか?

 

さて、ここで東京の人口流出の原因がうっすらと見えてきたところで
「沖縄の人口が増えるのか?」
「沖縄は避難場所になるのか?」
について考えてみます。

東日本大震災の時は首都直下型地震が怖いという理由で沖縄に移住される方が多かったです。
実際は地震の確率から言うと、沖縄が地震の被災確率が低いと言うわけでもないらしいんですが。。。

大地震のイメージが少ない沖縄に住みたいという考えが先行しているので沖縄移住も理にかなっていますが、今回の東京離れはコロナ報道の蔓延、それによる企業活動の縮小です。

 

そうなると観光立県の沖縄は年がら年中他都道府県の旅行者で溢れます。
ワクチンが接種され始めて海外の人の流入も戻ってくるとしたら世界中からウィルスの無症状感染者が入ってきます。
そうなると世界中から旅行者が入ってくるので
「感染者を避けたいから沖縄」
という図式は成立しません。

旅行産業が盛んでない地域に比べると
「沖縄はコロナの感染リスクは高いまま」
と言うことは間違いなさそうですね。

ワクチンの接種で感染症が収まるなら、沖縄に移住する理由もないし、そもそも東京を離れる必要もない。

こう考えてみると沖縄移住の加速は東日本大震災の時のように期待できるものではなさそうです。
と言うことはワクチン接種ができるようになるからってすぐに沖縄の経済活動がもどると言うことでもなさそうですね。。。

 

◆なんだかんだで戻るw

 

そろそろまとめに入ります。

震災の時もそうでした。
東京は怖いとかなんとかいうけどみんな東京に住むし、企業も東京に集まるのは変わりません。

とある有識者の見解では
「結局ほとぼりが覚めたら元通り」
となると主張しています。

人間って長く続いた環境をなかなか変えられないし
「もう大丈夫」
「あの頃はよかった」
みたいに昔を懐かしむ傾向にあるようで。。。

現に最近ではコロナのニュースに慣れたせいか、みんな普通に仕事しているじゃないですか?

高齢者の本音を聞いてみてください、
お父さんやお母さんに聞いてみてください、

「住み慣れたまちが一番」

と口を揃えて言います。

 

結論をまとめると人間は結局戻るんだから、東京の人口も戻るんだろうな~という結論になりましたw

 

では~

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