不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。

It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

◆年度末に差し掛かり。。。

こんにちは。
㈱ＲＥＧＡＴＥの金城です。

本日のコラムテーマは
不動産の上司像〜理想とは何なのか？〜
です。

2020年度（令和2年度）ももう少しで終わります。
良くも悪くもコロナがあまり関係しなかった不動産業界でも
「転職」「独立」
を考えている方が多くなってきている感じがします。

実は年度末を控えて、転職や独立を考えて弊社に相談に来る後輩が多くなってきたんですね。
そんな後輩たちみんなが共通して上司や社長の不満を抱えている感じです。

なのでこの上司の愚痴について聞いているうちに
不動産業の理想の上司ってなんだろうな？
という考えをまとめてみようという記事になります。

不動産業に限らず、営業で結果を出さなきゃいけない業種の方々と共通する点も多いと思います。

また、中間管理職、役員など
何かしら部下を持つ立場になった人も是非ご参考ください。

いつものごとく私の偏見満載。
宅建を取得して転職を考えている方、
宅建業で今の会社から変わりたいと思っている方にもいい内容かもしれません。

◆ヒラ・管理職・起業をしてみて・・・

まず、私の今までの経験ですが、

航空自衛官
飲食店アルバイト
パチンコ屋アルバイト
ルート営業の営業マン
1R物上げ
住居賃貸
事業用賃貸
賃貸管理
売買仲介

・・・起業

という感じです。

他ジャンルで全く共通点がない業種をたくさん飛び回ってきました。

不動産業に関わるまではノウハウを覚えてもすぐに違う業種へ移っていたので、
技術が蓄積されることはあまりなかった気がしますｗｗ

でも、どの業界にいてもヒラ〜管理職くらいの経験をさせてもらって
新人の立場も上司の立場も見てきました。

そして今、独立起業して自分で会社を回すことになって
改めて今までの経験が全部俯瞰で見れるようになってきました。

私の経験では人様に教えられるような大層なことはないのですが
いろんな業種を渡り歩いてて運良く出会うことができた、私が目指している一人の人物がいます。

今回はその人物の動きや言動を皆さんに共有できればと思います。
あ、嫌われる上司の共通点はわざわざ共有するまでもないので割愛しますｗ

◆絶対に超えられない理想の上司

前にもコラムで少し触れた気もしますが、私には絶対に超えられない上司がいます。
その方に出会ったのは26歳くらい。

その時の上司の年齢は32歳だったかな？

もうすでにその上司の年齢を大幅に超えているにも関わらず、いまだにあの人に勝てる気がしません。
仕事の質、同業他社からの評判、社内の部下・上司からの信頼、営業力と人間力。。。

何をとっても敵わないんです。

部下を甘やかして嫌われないとか、怒りすぎて嫌われるとか、、、
なんかそんなところを超越した人でした。

たくさんの案件を抱えてて仕事が山積みで電話もひっきりなしにかかってきていて超多忙なのに、
ど新人の私が困っていると仕事の手を止めて絶対に話を聞いてくれたし、
ミスをしたらちゃんと叱ってもくれました。

アルバイトも含めると100人は超える規模の会社でしたが
33歳で統括部長になって社長や専務の右腕となって会社を引っ張っている人でしたね。

自分が中間管理職をさせてもらっている時、
部下のミスや教育のまどろっこしさにイライラしたことも多々ありました。
でもこの人はそんな素振りを見せることがなかった。

今でも理想の上司として尊敬していますし、いつか機会があればまた一緒に仕事がしたいと思うんです。
そのためには自分自身もまだまだ頑張らなきゃな！
と思わせてくれる先輩です。

ただ、その先輩だけがすごいんじゃなくて社長も専務も今でも尊敬していますね。
その先輩もその社長と専務を心から尊敬してついていこうという姿勢が見えていました。

組織としてグングン伸びる会社ってトップがトップとして牽引するだけの魅力がある会社だと思います。

トップがダメなのに下の人間がぐいぐい育つ会社なんてみた事も聞いた事もありませんし・・・ｗ

◆一緒に働きたい人間になる

この先輩の仕事の流儀で見習うところをまとめるとこんな感じ。

1.部下が動きやすくするために手伝う事はしても、部下が楽をするための仕事はさせない。

→部下に楽をさせてもいい事は一つもありません。
嫌われようが疎んじられようが関係ありません。
部下の成長のために敢えて遠回りをすることを厭わない人でした。
手抜きや効率よく動くことを絶対にさせない人でもありました。

2.雑な仕事の振り方をしない

→部下に対しての雑用も、経理や総務の方への仕事の依頼も全てスマートでした。
「あれやっといて」
という丸投げの仕事の振り方ではなく、ある程度の形とフォーマットを見せてくれて
「これをここまで仕上げてもらえますか？」
という振り方。
これをやられると
「あの人の仕事だから先にやろう」
という感じになるのでいい好循環が生まれてました。

3.絶対に手を止めて、顔をみて話を聞く

→これ、本当にすごいです。
自分自身も忙しくなった時とか部下からの相談などを流れ作業の合間に聞いたりしていました。
でも、今思うとこの先輩は誰の質問も同様に手を止めて聞いていました。
そりゃみんなから頼られますわなｗ

4.イライラしても態度に出さない

→これもすごいですね。
仕事のミスとかで叱ったりしているのはみたことがありますが、
朝から不機嫌でイライラしてたり、感情に任せて怒鳴ったりしているところをみたことがありません。
常にニコニコというわけでも無いんですが、イライラしても態度に出さないという点は今でも真似できません。。。

5.失敗をさせても大怪我をさせない

→何度か、わざと失敗をさせられたことがあります。
でも、失敗をするまでみててくれて、失敗した瞬間にフォローをしてくれるので
取引先やお客様に迷惑をかけるようなことはなかったです。
実際に失敗しないとわからないことが多いので、これは本当に助かりました。

まだまだたくさんありますが長くなるのでこの辺でやめときますｗ
色々思い返してみてももう一度一緒に働いてみたい人です。

理想の上司ってこのように
「一緒に働いていたい人」
に尽きるのでは無いでしょうか？

先に述べた1〜5の逆をやれば一緒に働きたく無い人にすぐなれます。

1.部下の成長を妨げる
2.仕事を丸投げ
3.人の話をちゃんと聞かない
4.イライラを態度に出す
5.失敗しても尻拭いしない

・・・最悪ですねｗ

◆上司ガチャを勝ち取れ

この「上司ガチャを勝ち取れ」っていう言葉も
私の尊敬する人が言っていて、
“的確だな〜”
と改めて思いましたので共有しておきます。

不動産業って直属の上司の能力次第で成長もするし腐りもします。
いい上司にあたれば成長して結果を残す事もできるし、
逆の場合はどれだけ能力があっても大半は
上司のマネジメントで潰れます。

部下に嫉妬したり同僚の成績の足を引っ張って上り詰めたやつなんかについちゃったら最悪ですねｗ
こんな人からは登り方じゃなくて人を蹴落とす方法しか学べないし、
部下の成績が良くなってきたら部下の足さえも払いますからｗ

上司ガチャでミスっちゃった人へのアドバイスとしては
「本当にこの上司ではダメなのか？」を再確認してください。
→これは他の先輩方に聞いてみてください、過去にこの上司の元から飛立った人（成長した人）がいればその人のアドバイスが最高です。
もし、そんな人（成長した人）がいなければできるだけ早くそのチームから離脱できるようにすること。
あなた以外に成長した人がいるとすれば、その上司だけが悪いということはありませんから少し自分を見直してみましょう。

ダメな上司だと判明したら早く上司の元を離れるために一人前になるのも一つの手です。
少し厳しい言い方をすると
「ダメ上司の元では成長できないから一人前になれない」
というのは言い訳にしか過ぎませんので・・・

でも上司がいいからと言ってみんながみんな伸びるとは言えません。
最低限の忍耐力や知識、技術、マナーが備わっていないと
いくらスーパーマンみたいな上司に当たってもあなた自身がついていくことができずに潰れてしまいます。。。

あと、上司といえども人なので相性は少なからずあると思いますが、好き嫌いではなく、仕事の面などで尊敬できる部分を探すことをお勧めします。
（ダメな点を探そうとすればどんな人にだってダメな部分はあるものです）

でもっていい上司っていい部下を育てることができる人なので、相性の良し悪しはそこまで大きな問題にはならないと思います。
できるだけ早いうちに尊敬できて一緒に働きたいと思える上司に出会えることを目指してください。

不動産業界って数字という成果を残すと役職が上がりやすい業界です。
その反面、数字を残せる人が理想の上司かというとそうでも無い事も多々あります。

その葛藤の中で日々の業務を全うして、どうしてもダメだ！って思ったらパッと転職してしまうのもいいと思います。

あなたと会社との相性もあるし、絶対にその会社じゃなきゃダメっていう事はないし。。。
自分に合った環境を見つけて成長していく方向を目指す方がいいと思います。

ただ、今の上司の愚痴や不満だけを垂れ流して、
転職もしない、行動しない、変化をしようとしないくらいなら
黙って仕事しろ。
というのが私の本音でもありますｗ

いかがでしたか？
私の理想の上司。
いつまでも憧れの人ですが、少しでもあの人みたいな存在になって
みんなから「一緒に働きたい」って思われるようになりたいな〜。

そのためには自己研鑽あるのみですね。

あと、極論をいうと自分を成長させてくれる上司は全部いい上司ですよねｗｗｗ

では〜

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