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Column

コラム

◆私の不動産仲介論

【コラム】知っておいていい事・言わなくてもいい事のイメージ

こんにちは。
㈱REGATEの金城です。

本日のコラムテーマは
知っておいていい事・言わなくてもいい事
です。

宗教観などに触れるので少しセンシティブな内容になるかもしれません。
ただ、不動産屋としては知っておいた方がいい事ばかりで、知らなくてもよかった。という事は絶対ないと断言できる内容です。

一昔前にとある物件で買主さんのお母さんのお姉さん(いわゆる叔母さん)がやってきて信仰する教えを滔々と説いていて、買主さんが折れてしまい結局その物件を諦めざるを得なかったということから想起した今回のテーマ。

沖縄の不動産って仏壇の風習、旧盆、旧正月など古くからの慣わしに左右される事が多いです。
また、身内が亡くなってしまったので3回忌を待つとかユタや琉球風水などたくさんの風習が不動産の売買や賃貸に影響を及ぼします。

私は風水も宗教も仏壇ごとも一通り勉強はしていますが
特にどれに感銘を受けて信仰しているということはありません。
神様がいるのかとかいないのかとかもどっちとも思っていません。

でも、不動産営業マンとしてこれらの風習などについて
「知っていた方がいい」けど
「言わなくてもいい」

という事に気がついたので共有したいな~と思った次第です。

あくまでも不動産に対する考えであって宗教の信仰を勧めたりする内容ではありません。

宗教って聞くとそれだけで嫌がる人も多いんですが、不動産営業マンをする限りは少なくとも自分の考えを持った方がいいよという内容です。

お暇な方だけお付き合いください。
※約5分で読めます

◆きっかけの出来事

まず、先に触れた今回のコラムを書こうと思った事例をザクっとご説明します。
同業者ならあるあるです。

とある中古物件を気に入っていただいた新婚のご夫婦がいました。

一番手で買い付け証明書も記入していただいて、リフォーム屋さんの見積もりなども完備。
あとは諸条件のすり合わせの後にご契約という段階。

奥様も旦那様も新居での生活をイメージしながら毎回楽しそうにお話が盛り上がります。
隣で聞いていてこっちもワクワクしてくるくらいに楽しい雰囲気を纏っているご夫婦でした。


ところが、おばさまが出てきて状況は一変。。。

「時期が悪い、旧暦の干支周りが悪いから再来年まで不動産の購入はダメ」
「気の流れが良くない気がする」
「この物件を買ってしまったら家庭が破綻する」
「子供が生まれない家だ」

という感じでスピリチュアルでネガティヴなことをまくし立てまくります。
さらに室内でタバコを・・・・
※おばさまの行動に関してはnoteコラムに書こうと思います。末尾にリンクを貼ります


当初、旦那さんは
「誰がなんと言っても買いたい!」
という姿勢でしたが、お母様と奥様が
「もし何かあったら。。。」
という消極的な姿勢に突入。

不動産屋の目線からしてもご夫婦の条件や希望に合致していて、これを逃すとなかなか巡り会えないのではないかというくらいにマッチした物件だったんでもったいないと思っていました。

結局おばさまを連れた案内によってご夫婦の不動産購入は見送られることに。
断念したご夫婦をみて満足したであろうおばさま。。。

私としては
「家庭が破綻するとか今売り出している主に失礼じゃないか?」
という怒りもあり、さっさと出ていってもらって二番手のお客様にご購入をいただくことにしました。

あれから5年。
二番手の方はこの物件に引っ越してきてから旦那さんの経営する会社が上場、たくさんの子宝に恵まれて今でも私に「お礼」のお手紙が届きます。
気の流れが悪いという誰にも見えないものによって邪魔されてしまった一番手のご夫婦。

不動産屋をやっていると誰でも一度は出くわすスピリチュアルなお方たち。

この一連の流れから「宗教や慣わし」ってなんだろう?
という考えに至って私は不動産に関する風習や風水みたいな本を読むようになりました。

◆そもそもの宗教とは?

これは私の見解と宗教観です。間違いもあると思いますが気に掛かる人はスルーしてくださいw

まずは私の私見にお付き合いください。
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そもそも宗教って世界中のどこにでもある物で

人がなぜ生まれるのか?
人はなぜ死ぬのか?
死後の世界はあるのか?
人の罪とは?
人の欲とは?
幸せとは?

ということを言語化してみんなが納得するようにした物だと考えています。
一つの信じる目安(教祖や教典)を立ててそれをみんなで信じて考えを統一させていくという感じです。

仏教もキリスト教もヒンドゥー教もイスラム教もそれぞれに考え方や信奉があって、
それぞれの正義と倫理観がある。

大災害や大飢饉とかの自然災害に見舞われた時、
どうしようもないくらいに悪い事が起き続ける時、
自分の力ではどうしようもないことや自分の考えでは答えに辿り着けない時。
こういう時に人は神仏に願いを託して心の拠り所にします。

大なり小なり悩みや苦しみを解決する手段、納得する手段として宗教が必要だったんですね。

こういう大きな信仰がベースにあって、風水やユタとか占いが派生して民間の生活に浸透してきたんだと思います。
人が迷いや悩みを持たなければそもそも宗教や信仰は生まれないはずです。

人がいて文明ができることで、悩みや不安を抱えるようになったし、それによって宗教が布教されきたのでこの事実を否定をするつもりもありません。

色々な本を読んだら宗教の成り立ちとか信仰があることで人の安穏が生まれたというし
宗教はなくてもいいものではないんだろうな~という考えに至っています。
この世になくてもいいモノであれば、そもそも何千年も前からの伝えが残るわけないですしね。

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とまあ私の考える宗教ってこんな感じです。

私自身も信仰する宗教はないけど、実家にいけば仏壇に手を合わせるし死んだ母親のことを考えながら線香をあげたりします。
旧盆には実家に行くし、清明祭(しーみー)にはお墓でピクニックをします。
正月にはお宮参りに行くし、クリスマスは子供達とパーティをするし、人が死んだらお葬式に参加します。

こんな感じで人それぞれに宗教という概念ではなくても宗教っぽい事が身の回りに溢れているということを自覚するのが大事かなと考えています。

◆気を付けるのは悪気がないこと

私の持つ宗教の概念が少しは伝わったと思いますので次の段階へ行きます。

宗教は信じないけど占いは信じるという人いますよね?
幽霊を信じる人もいるし、UFOを信じる人もいる。
逆に占いや霊なんてなくて絶対的な宗教(神)を信じる人もいる。


不動産をやっていると
「方角が悪い・配置が悪い」
「悪い空気が溜まっている」
「風水が悪い」
「運気を落とす」
などなど

たくさんの人の中にある「教えや考え」が契約の成立をダメにする事があります。

正直なところ先のおばさまのような人が来て
「余計なことを言わなければ決まっていたのに」
と腹を立ててしまいそうな時もありますwww


でも、営業マンとして一番に考えないといけないのは
「こういう考えもあるんだね」と聞くことだと思うんですね。

旦那さんの3回忌の後に売りたい/買いたいとか、
仏壇を移動するのは来年がいいとか。。。
引っ越す時の方角や入居のタイミングとか。。。
井戸の位置がダメだとか、時期がダメとか。。。

それぞれにそれぞれの感覚と考える事があって
さらにそのそれぞれのアドバイスをする人には「悪気」が全くないんです。

不動産の契約成立を拒んでもそのアドバイザーには一円も入らないし、
ただただ単純に自分の信じる教えをアドバイスしてあげているんですね。

彼らは悪気がないからこそ勝手な考えを主張して堂々とアドバイスをするんです。
稀に悪気がある人もいるかもしれませんが・・・

◆話を合わせて聞く事が大切

最後になりますが宗教というのは人の迷いや悩みから生まれたと言いました。

不動産を売る人も買う人も迷って悩みます。
そりゃ人生を左右するくらいの大きな買い物なんだから悩むに決まっていますw

そして誰かに相談しますが、その時にアドバイスする身近な人のいうことを信じますし、
本やネットに転がっている風水を信じます。

また、先ほども述べましたが悩んでいるとこにアドバイスをする行為もただの善意です。

「この人悩んでいるからこうアドバイスしてあげよう」
「悩んでいるなら私の知識をお貸ししよう・・・」

みたいな感覚なんだと思います。

悪気がなくアドバイスしてくれている人を一刀両断しても誰の特にもなりません。
営業マンに反対されても
「この人は契約を取りたいだけなのよ」
「私は善意でアドバイスしています。」
ってなると反論も効かなくなってしまいます。。。


そのような考えを持っている人にたいして
「私は信じません!」
「そんな迷信無視していいでしょ!」
という考えを固辞する営業マンと

「そうですよね~」と一度受け止めて
「その風習にはこの考えもあるんですよ」
という感じでアドバイスを追加してあげる営業マン。

どっちの方が成約率が高いかは明白ですね。

沖縄の不動産に限らないとは思いますが、スピリチュアルなことを信じ切っていてそれを布教する人は一定数います。

特に沖縄では親戚関係にその筋の人(すみませんw)がいる事が多いので
こちらもそれなりにその部分の知識を持っていないと物件の橋渡しができません。

不動産にまつわる風習や風水・占い関連の本は大量に出版されています。
風水も風習も宗教も考え方の一つであって悩み相談の捌け口の一つです。

私も若いころは
「俺は信じないから大丈夫。」
という考えでしたが一方的に否定的な考えの人にも
「ここはこういう考えもあるみたいですよ」
と返すこともできるようになりました。


結局何が言いたいのかというと

信じないのも自由だし、信じるのも自由。
悩みや迷いがあるからこそ宗教という手段が生まれた


という考えも持とうよ。と言うことですね。

不動産の営業をしていてスピリチュアルな人に妨害されて腹を立てている人がいれば
「俺は信じないから読まない・勉強しない」
ではなくて営業マンとして知識として知っていた方がいいし、それに対しての自分自身の解釈を持つ事が大切だよ。
宗教という言葉に嫌悪感を示すんじゃなくて営業のツールになるよ。

ということが伝われば何よりです。

さて、お楽しみのおばさまとのやりとりは以下のリンクよりお読みください。



では~

スピリチュアルな物件案内#1






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