こんにちは。
(株)REGATEの金城です。
まずは、今回の千葉県の豪雨災害で犠牲になられた方々へ、心より哀悼の意を表します。
そして、現在も被災され、不自由な生活をされている皆さまに、一日も早く日常が戻ることを願っています。
先月は熊本地震。
そして今月は千葉県を襲った記録的な豪雨。
今年の夏は、あまりにも災害が続いています。
熊本では最大震度7を観測する地震が発生し、家屋の倒壊など大きな被害が出ました。
そして今回の千葉豪雨では、線状降水帯が発生。
千葉市では24時間の降水量が360mmを超え、8月の平年1か月分の3倍以上という、とんでもない雨が降りました。
道路が川のようになり、
車が水没し、
住宅にも水が入り、
鉄道や道路などの交通網も大きく乱れました。
そして、ニュースを見ながら思ったことがあります。
「災害って、本当に“想定外”なんでしょうか?」
もちろん、自然災害そのものを完全に予測することなんてできません。
地震がいつ来るのか。
どこで集中豪雨が発生するのか。
どのくらいの雨が降るのか。
これは誰にも分かりません。
でも、
「災害が起こる可能性がある」
ということ自体は、もう誰でも知っています。
だからこそ、不動産を扱っていると、
「災害リスクをどう考えるか」
というのは、これからますます重要になってくると思います。
不動産って、基本的には動かせません。
車なら、
「危ないから移動させよう」
ができます。
家具なら、
「2階に上げておこう」
もできます。
でも土地は動かせません。
その土地に家を建てたら、その土地と一緒に何十年も暮らしていくことになります。
だから、
「この土地は大丈夫なのか?」
ということは、本来かなり大事な話なんですよね。
今回の千葉豪雨で特に気になったのが、
「ハザードマップ上のリスクがない場所でも被害が発生している」
ということです。
もちろん、ハザードマップは非常に重要です。
自治体も浸水想定区域や避難場所などを公開しています。
まずはこれを確認することが大前提です。
ただし、
「ハザードマップに色が付いていない=絶対に水が来ない」
という意味ではありません。
実際、今回の千葉豪雨では、ウェザーニューズの分析で、約2万件の現地報告のうち、2人に1人が国や自治体の浸水リスクが高い区域の「外」で冠水・浸水被害に遭遇したとされています。
これ、沖縄の不動産にも無関係ではありません。
例えば同じ町内でも、
道路より土地が少し低い。
周辺より土地が低い。
雨水が集まりやすい。
側溝の排水能力を超える。
道路の勾配によって水が流れ込む。
こういうことがあります。
地図だけでは分からないこともあるんですよね。
だから私は、土地を見るときには、
「ハザードマップに色が付いているか?」
だけではなく、
「実際に現地を見たとき、ここに水が集まりそうか?排水経路は大丈夫か?」
という目線も大切だと思っています。
そして、これは地震も同じです。
熊本地震を見ても、
「この建物は大丈夫なのか?」
「この土地はどんな地盤なのか?」
「道路が寸断されたらどうなるのか?」
「ライフラインが止まったら生活できるのか?」
ということを考えさせられます。
結局、不動産というのは、
「駅から何分」
「土地が何坪」
「建物が何年」
という数字だけでは判断できないんですよね。
そこに、
「災害が起きたらどうなるのか?」
という視点も必要になってくる。
そして、これからはその傾向がもっと強くなると思います。
昔なら、
「そんな大雨、そうそう降らないでしょ」
と言えたかもしれません。
でも今は、
「過去に例がない」
という言葉を、毎年のように聞くようになりました。
記録更新。
観測史上最大。
想定を上回る。
こういう言葉が珍しくなくなっています。
だから私は、
「想定外だったから仕方ない」
だけではなく、
「想定外が起こることを前提に、どこまで備えるか」
という考え方が必要なんじゃないかなと思います。
不動産の仕事をしていると、
どうしても「いくらで売れるか?」という話が中心になります。
もちろん、それは大事です。
でも、
「いくらで売れるか?」
と同じくらい、
「その土地にはどんなリスクがあるのか?」
も大事です。
むしろ、これからはそのリスクをきちんと説明できることが、不動産屋の価値になっていくのかもしれません。
災害が起きた後に、
「あそこは危ない土地だった」
と言うのは簡単です。
でも本当は、
災害が起きる前に、
「ここはこういうリスクがありますよ」
と伝えることのほうが大切です。
先月の熊本地震。
そして今回の千葉豪雨。
立て続けに大きな災害を目の当たりにして、
改めてそんなことを考えました。
災害を完全になくすことはできません。
でも、
「知っておくこと」
「考えておくこと」
「備えておくこと」
はできます。
不動産を買うときも同じです。
「この家、いくらですか?」
だけではなく、
「この土地、災害が起きたらどうなりますか?」
という質問も、ぜひしてほしいと思います。
そして不動産屋としても、
いいことばかりではなく、
こういうリスクもしっかり伝えられる仕事をしていきたいですね。
改めまして、今回の千葉豪雨で犠牲になられた方々へ、深い哀悼の意を表します。
被災された皆さまが、一日も早く平穏な生活を取り戻されることを願っています。
では~