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コラム
また千葉で浸水被害。不動産は「水とどう付き合うか」を考える時代?
金城 貴士
株式会社REGATE 金城 貴士
2026年09月24日 08:14

こんにちは!

(株)REGATEの金城です。

また千葉県で大雨による浸水被害が出ました。台風25号 千葉と神奈川で10人死亡 4人行方不明 住宅被害相次ぐ | NHKニュース | 台風、大雨情報、千葉県

前回のコラムでも千葉県の豪雨について書きましたが、

「またか……」

というのが正直なところです。

今回は台風25号と秋雨前線の影響による大雨。

そして今回は、印旛沼で堤防の一部が決壊するという被害まで発生しました。

千葉県によると、9月22日に北印旛沼の堤防が約100メートルにわたって決壊。

印旛沼では過去最高となる約5メートルの水位を記録し、周辺で大規模な浸水被害が発生しています。

先月も千葉県では大雨による大規模な浸水被害がありました。

その後も福井県の豪雨。

中国各地の洪水。

ネパールの土石流。

今年の夏から秋にかけて、

「水」による災害が本当に多いなと感じます。

前回のコラムでは、

「これからの不動産価値は、水をどう逃がせる土地なのかで変わってくるんじゃないか?」

という話をしました。

そして今回の千葉の被害を見て、

もう一つ考えさせられることがあります。

それが、

**「水を逃がす」だけではなく、「水を受け止めるインフラにも限界がある」**

ということです。

例えば、

川がある。

沼がある。

その周辺に堤防がある。

排水設備がある。

私たちは普段、

「堤防があるから大丈夫」

「排水設備があるから大丈夫」

と考えます。

もちろん、それは間違いではありません。

堤防や排水設備は、私たちの暮らしを守るために必要なものです。

でも、

その能力を超える雨が降ったらどうなるのか?

今回の印旛沼のように、

水位が想定を大きく超えて上昇したらどうなるのか?

実際に堤防が決壊してしまえば、

そこから大量の水が一気に流れ込んできます。

今回も周辺の住宅や道路、田畑などが浸水しています。

こうなると、

「この土地はハザードマップではどうなっている?」

という話だけではなくなってきます。

もちろんハザードマップは重要です。

不動産を買うなら絶対に確認してほしい。

でも、

**ハザードマップを確認したから、それで終わりではない。**

ということなんですよね。

今回の千葉県の被害でも、それがよく分かります。

ウェザーニュースが今回の被害を分析したところ、冠水・浸水が確認された地点の約半数は、川の近くの低地ではなく、

**「川から離れた高台のくぼ地」**

だったそうです。

これ、前回も書きましたが、

「高台だから安全」

とも限らない。

高台でも、

その周辺より低くなっている場所があれば、

そこに雨水が集まります。

坂道の下。

交差点。

窪地。

排水能力を超えた道路。

そこに大量の雨が降れば、

川がなくても水は溜まります。

結局、

**水は低いところへ流れる。**

これはものすごく単純な話なんですよね。

そして今回は、

さらにその先。

「低いところに水が集まる」

だけではなく、

**「その水を受け止める側にも限界がある」**

ということまで見せつけられたように感じます。

不動産の仕事をしていると、

土地を見るときにいろいろなことを確認します。

土地の形。

道路。

接道。

高低差。

周辺環境。

ハザードマップ。

上下水道。

でも、これからは、

「ここに想定以上の雨が降ったらどうなる?」

という目線も、もっと重要になってくると思います。

例えば、

同じ地域にある土地でも、

少し高い土地と低い土地では水の流れが違います。

道路より高い土地と低い土地でも違います。

さらに、

周囲の土地から水が集まってくる土地なのか、

逆に水が流れていく土地なのか。

こういうことを実際に現地で見る。

これって、地図だけでは分からないことも結構あります。

だから私は、

**不動産は「地図を見る仕事」だけではなく、「現地を見る仕事」でもある**

と思っています。

そして今回のように、

堤防が決壊するような災害まで起きると、

「じゃあ、災害に強い土地ってどんな土地なんだ?」

という話にもなります。

もちろん、

「ここなら絶対安全!」

なんて土地はありません。

地震もあります。

台風もあります。

大雨もあります。

土砂災害もあります。

自然災害を完全になくすことはできません。

だからこそ、

**「リスクがない土地」を探すのではなく、「どんなリスクがある土地なのかを知る」**

という考え方が大切なんじゃないかなと思います。

そして、その情報をきちんと伝えるのが不動産屋の仕事なんですよね。

「この土地、安いですよ!」

だけではなく、

「なぜ安いのか?」

「周辺より低くなっていないか?」

「過去に冠水したことはないか?」

「ハザードマップではどうなっているか?」

「大雨が降ったときに水はどこへ流れるのか?」

こういうことまで考えて、

買う人に伝える。

逆に売る側も、

「昔ここはよく冠水していたよ」

みたいな地域の情報を持っているなら、

それを隠さず伝える。

そういう積み重ねが大事なんだと思います。

不動産は、

一度買ったら簡単には動かせません。

車なら危なくなったら移動できます。

家電なら買い替えられます。

でも、

土地は動かせない。

だからこそ、

「買う前に知っておく」

ことがものすごく重要なんですよね。

そして、これからの不動産価格にも、

こうした災害リスクは少しずつ影響してくるんじゃないかなと思います。

駅から近い。

土地が広い。

角地。

南向き。

これまで「良い土地」とされてきた条件に加えて、

**「災害時にどれだけ水の影響を受けにくいか」**

という条件も、

これからはもっと意識されるようになるかもしれません。

もちろん、

「水害リスクがある土地は価値がない」

という話ではありません。

そうではなく、

リスクがあるなら、そのリスクも含めて価格を考える。

必要なら建物や設備で対策する。

保険を考える。

避難経路を確認する。

そうやって、

「リスクを知ったうえで選ぶ」

ことが大切なんだと思います。

今回の千葉県の被害を見ていると、

前回のコラムで書いたことを、

さらに強く感じます。

**これからの不動産は、「水とどう付き合う土地なのか」という視点がますます重要になる。**

そして、

「ハザードマップに色がないから安全」

でもない。

「高台だから安全」

でもない。

「堤防があるから大丈夫」

でもない。

もちろん、それぞれは重要な判断材料です。

でも、

最後は実際の土地を見て、

その土地がどういう場所なのかを考える。

これが大事なんじゃないでしょうか。

災害が起きるたびに、

「想定外だった」

という言葉が出てきます。

でも、

想定外のことが起こる可能性があること自体は、

もう私たちは知っています。

だったら、

「想定外をゼロにする」

のではなく、

**「想定外が起きても、被害を少しでも小さくする」**

という考え方が必要なのかもしれません。

不動産屋としても、

いいことだけを伝えるのではなく、

こういう悪い部分もしっかり伝える。

それでこそ、

「不動産の売却、まずは相談から。」

「いいことも悪いことも、正直にお伝えします。」

というREGATEの仕事につながるんじゃないかなと思います。

今回の千葉県の豪雨で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

そして、亡くなられた方々とそのご家族に、深い哀悼の意を表します。

一日も早く、被災された地域の日常が戻ることを願っています。

では~

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この記事を書いた人
株式会社REGATE 金城 貴士

沖縄県南部地域の不動産売買に関する事を思うままに書いています。
お孫さんの代までお付き合いできる不動産屋さんとして「紹介率No1」を目指します。
不動産に関するご質問など随時個別にご対応させていただきます!お気軽にお問い合わせください!

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