不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。
It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

BLOG
6月7日
2023
サイレント値上げをする不動産

こんにちは!

(株)REGATEの金城です!

 

本日のコラムは

「サイレント値上げをする不動産」

です!

 

不動産の価格、地価、建築単価の上昇が止まらないというのは何度も申し上げています。

それでも家を売らなければいけないマンションデベロッパーの人や新築建売のビルダー達がいます。

今日はその事で沖縄の不動産の売り方が変わってきているという事をお伝えしたくて筆を執りました。

 

 

このデベロッパーやビルダーさん達は何をするにもまず土地を仕入れないといけません。

売り物(建物)を売る前に建物を建てられる土地を仕入れるんですね。

 

この建築可能な土地が業者さんの入れ食い状態でガンガン値上がりしている昨今。

土地の価格が上がれば上がるだけ新築の戸建てもマンションも売り出し価格が上がります。

仕入値が上がれば売値が上がる。当たり前の事です。

 

ただ、売り出しの価格が上がりすぎるといつかは消費者が買えなくなる。

ここ最近の値上がりは沖縄県内の一般的な住宅購入層がギリギリ買える価格にまで上り詰めています。

 

夫婦合算のペアローンで50年で組んでどうにか毎月の支払いが成り立つ感じ。。。

このままいくとそのうち沖縄の不動産は内地や海外の富裕層しか買えなくなるんじゃないか?という不安も見え隠れ。。。

もはや販売価格は沖縄の住宅購入層の上限ギリギリまで上がってしまったという感じです。

 

そんな事を考えながら、新築分譲住宅や新築マンションなどの売り出し事例を収集していたらある事に気が付きました。

※このREGATE(リゲート)という会社を立ち上げてから毎日の様に不動産の売り出し事例を集めているんです。

↓こんな感じ

「沖縄県南部地域の不動産売買マップ」

 

実際に不動産の査定を行う際に築年数や近隣の取引事例を引っ張る事で重宝しているデータです。

 

 

さて、話を戻します。

この不動産売買事例を集めていてふと気になったことがあるんです。

 

それが今回のコラムのテーマ

「サイレント値上げ」

です。

 

ポテトチップスとかチョコレートとかが価格据え置きだけどしれっと中身を減らしているというアレです。

値上げはしていないけど中身を減らしてコストを調整している「実質値上げ」というやつですね。

 

あ、不動産の場合は中身を減らすと言っても不動産のコンクリや柱を減らしているわけではありませんよ。

(もしかしたら資材を減らしてコストカットしている業者もいるかもですが・・・)

 

 

表立って目立ってきたな~と思うのが面積の減少です。

 

ここ数年の新築マンションの専有面積が徐々に小さくなってきているのはこの業界に居る人ならだれでも気が付いています。

 

一昔前は3LDKで80㎡超のモノが当たり前にありました。

最近では80㎡を切る部屋が当たり前になりつつあります。

5年くらいまえの感覚で中古マンションを預かる時に最低でも75㎡はないとキツイな~って思っていたのが正直なところ。

でも今では70㎡代は当たり前で60㎡後半の物件も多くなってきた気がします。

駐車場が各部屋で2台確保できる新築マンションは珍しいくらいになってきました。

あと、天井高も徐々に低くなってきたような・・・

 

土地が値上がりして建築単価も上がって。。。

利益を確保しないといけないデべさん達は少しづつ面積を削る事で対応していたんですね。

 

これが今、マンションだけじゃなくて一戸建ての新築建売でも出てきたんです。

敷地面積が40坪を切る物件が増えてきて、30坪前後の旗竿地も増えてきた気がします。

那覇浦添宜野湾のような都市部だけではなく、八重瀬や南風原、豊見城や糸満などでも同様の物件がちらほら。。。

 

これも少し前だと土地はせめて50坪は欲しいよね~、せっかくの戸建てなんだから庭は必須でしょ。

って言っていたんですが、そんなことも言ってられない状態になっています。

庭無し縦列駐車の一戸建てが増えてきたのが現実です。

 

土地が高騰するのでどうにか切り刻んで戸建てのプランを嵌め込んで。。。

無理くり数字を出そうとして挙句の果てには木造住宅の連棟式の新築も出てくる始末。

 

東京や大阪とかの大都市では20坪を切るような住宅もあるので、まだまだ沖縄の戸建ては贅沢だと思うんですが、そのうち沖縄でも敷地が20坪代の戸建てが主流になる時が来るかもですね。。。

 

マンションの面積や戸建ての敷地面積が減ってきているにもかかわらず、売り出し価格は据え置きか若干の上昇。

 

このサイレント値上げ。。。いつまで続くかわかりませんが、観光業も吹き返してきたので沖縄の地価が下がるというのは考えにくい昨今。

 

アノ時にあの物件を買っておけばよかった。

というお客様も増えてきています。

 

それでも不動産を買いたい人はたくさんいます。

 

つまり不動産を売りたいときはいつでも「売り時」でいい値段が付きやすい時代になったという事でしょうかね。

 

結論を言うと沖縄の不動産はいつでも「売り時」だし「買い時」です。

 

 

沖縄県南部を中心に不動産売買を専門としていますので、売買で気になる事がある方は弊社にお気軽にお問い合わせください。

 

では~

 

—————————————-
不動産の価格を徹底的に調査するために弊社では不動産の売れ行きを毎日収集しています。
不動産売買マップ
※毎日、宜野湾市、浦添市、那覇市、西原町、南風原町、与那原町、豊見城市、糸満市、八重瀬町、南城市の不動産の売り出し事例を収集しています。

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この記事を書いた人

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お孫さんの代までお付き合いできる不動産屋さんとして「紹介率No1」を目指します。
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