不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。
It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

BLOG
9月27日
2021
2021年 宅地建物取引士試験と今後の予想

◆2021年 宅地建物取引士試験 受験者増

こんにちは。
㈱REGATEの金城です。

本日のコラムテーマは
2021年 宅地建物取引士試験と今後の予想
です。

毎年この時期にこのテーマを取り上げていますが、
あくまでも客観的なデータを拾ってきて、あれこれと自分勝手に予想するだけの記事です。

試験内容や今年の難易度などの予想は一切触れませんw
ただ、今年受験をされる方の気構えや心の準備になればいいな〜という感じの記事になります。
既に宅建を持っていて不動産業に従事している人は適当に読み飛ばしてくださいww

◆過去最高の申し込み数

振り返ってみると2020年の宅建士試験って過去最高の申し込み人数で、過去最高の合格点38点というハイレベル(?)な結果となりました。
新型コロナの関連で10月と12月受験に分けるという初の試みもありましたが、12月の合格点も36点となりやはり低い点数とは言えません。

合格率は10月が17.6% 12月が13.1%、、、
合格率自体はまあ、当たり前ですがあまり前後しませんよねw
12月受験の方が合格率が下がっているのは少し気になりますが、5点免除の人が10月に集中したという見方が強いとのこと。
もともと5点免除がない人の合格率は13%前後なので合格率自体の変化はないということなんでしょうね。

さて、2021年の申込者数は推測値ではありますが既に過去最高の数字を叩き出しているとのこと。
おそらく受験者数も比例して上がるもんだと予想します。

そうなるとやっぱり2021年の試験も必然的に高い点数が合格ラインになりそうですね。

◆年々増加傾向??

毎年言われることですが宅建の試験ってどんどん合格しにくくなっているらしいです。

大まかな理由は
・「人気資格」として不動のトップに君臨し続けているということ。
・受験者に年齢や学歴などの制限がないこと。
・法律関係のさらに上位資格である司法書士試験や司法試験のベース試験となっていること
・そのほかの試験の足掛かりとしてお勧めされること
などが挙げられます。

まあ、いろんな理由があるにせよ受験者が右肩上がりなのは紛れもない事実。
そこで今年も受験者数が増えたという理由を私なりに推測しました。

コロナ禍で大打撃を食らった観光産業や宿泊業、飲食業。。。
それらの産業を尻目に不動産の価格はまだまだ上昇基調。
不動産業者さんの中でコロナのせいで売り上げが落ちたという人を見かけません。。。
少なくとも私の周りでコロナのせいにしている業者はコロナじゃなくても厳しかったという印象ですwww

また、AIやITの発達によって無人化やキャッシュレスが進んで、今後はなくなるかもしれないと言われている産業もたくさんある中で不動産業は無人化などとは程遠い存在になっています。

そんな中
「あれ?不動産って今後も安泰の業界?」
「不動産業ってこのご時世でも儲かるらしいじゃん?」
という見解が増えてきたというのもあながち間違いじゃないかも。。。

おそらくこの流れは今後も続くと思いますので受験者数はどんどん増えていくんじゃないかな〜?と勝手に想像しています。
受験者数が増えれば増えるだけ合格しにくくなるのが宅建なので、今後も合格への難易度は上がるんだろうな。。。

◆受験者が増えたら合格しにくくなる?

さて、さきほどさらっと「受験者が増えたら難しくなる」と触れましたがこの理由をわかりやすく噛み砕きます。

昔から人気ではありましたが35点を取れば安心と言われていた宅建。。。
ここ数年は36点でもギリギリというラインにまで上がってきています。去年に至っては38点でした。。。
それと並行して受験者数も増えています。

宅建は足切りラインとかが決まっている試験ではなく相対的な合格率で合格点が前後するという特徴がありますね。

当たり前ですがみんなが低い点数しか取れなければ合格点は下がるし、みんなが高得点を取れば合格点は上がる。

んでもってなぜ受験者が増えたら合格点が上がるのかというと・・・
「本気の人が増えるから」
という答えが導き出されます。

昔は不動産屋さんに勤める人とかが会社に言われて無理矢理受けるとかが横行していました。
普段勉強をせずに受験日に休みをとって嫌々ながら受けるという感じです。
まあ、こんな人は99%受かるわけないですよねw

多分、こういう受かる気もない人が合格点を下げてくれていたんだと思います。

でも最近は真面目に勉強して「今年絶対取る」という人が増えてきているらしいんですね。
さらに不動産業界以外の人とかも受験する試験になっちゃいましたし。。。

さきほどの“とりあえず受験”の人もまだまだ一定数いますが、この人たちは昔と比べても増えも減りもしない感じ。
ただ、“絶対合格”を目指す人が増えてきて、この人たちが切磋琢磨するから必然的に合格点が上がるという仕組みです。

また、この絶対合格したいという人たちの中には既存の業界が無くなりそうな人や、リストラにあってしまって転職のために宅建の資格を取らないといけない人が多数いるらしいです。

人生や家族の生活がかかっている人が受験に来るわけですね。

ただ、余談ですがたまに大昔に宅建に合格したというご高齢の方が「未経験でも採用していますか?」とか「未経験でも独立できますか?」って聞いてきます。

正直なところ宅建を持っていてもご高齢の未経験者を採用する不動産業者はいないというのと、宅建を持っているだけで通用するほど簡単な業界じゃないよ。ということを丁寧にお答えしていますw

なのでできるだけ若いうちに宅建を取得して、早めに不動産業界を経験することをお勧めします。
宅建を持っていて経験者であれば転職の際に困ることはほとんどありませんから。

◆結論、簡単な試験じゃない

うだうだと書いてきましたが、結論としては今後も受験者が増えていくことを鑑みると
「宅建は簡単な試験ではなくなった」
ということなんでしょうね。

昔は比較的容易に取れる国家資格として有名でしたが、今や簡単に取れるという資格ではなくなったということが言えると思います。

こんなことを言うと
「いや、宅建は簡単でしょ!」
「宅建で難しいとかウケるwww」
みたいな天才さんが現れますが、宅建を簡単にとったという天才さんと働いた試しがありませんw
宅建を簡単に取れるくらいの頭脳の持ち主なので不動産業界にいないのか?
宅建を簡単にとったとマウントしまくって嫌われて不動産業界を去ったのか定かではありませんが。。。

私の周りの宅建を取得したできる営業マンさんたちは
「宅建は勉強すれば合格できない資格ではない。けど、本気で勉強しないと受からない」
って言う人が多いですね。

あと、宅建に合格したからって不動産の実務ができるとは限りません。
宅建はあくまでもスタートライン。
高額の収入獲得や独立起業もできる資格ですが、地道な実務を堅実にこなさないと一人前になれません。

何はともあれ今年は過去一番の申込者数らしいので、13〜17%に入るために全力を尽くしてください!!
令和3年宅地建物取引士試験まであと45日です!(9月2日に書きました)
残りの日数が少ないのにこんな長文駄文を読んで時間を使わせてしまってすみませんwww

宅建士になった皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています♪

では~

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この記事を書いた人

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