不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。
It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

BLOG
4月14日
2020
一括査定の使い方

こんにちは!
株式会社REGATEの金城です。

本日のコラムテーマは
一括査定の使い方です。

不動産を売りたい方
には不動産業者を選ぶ作業はその不動産の売れ行きを左右する重大な事項と言えます。

そこで今回は
どうやって業者を選ぶのかというテーマを不動産業者の裏側も含めて赤裸々に書いていこうと思います。

もちろんいつものごとく偏見しまくりですので暖かく見守ってください。

本日は不動産を売りたい方向けの内容です。

 

 

一括査定サイトってどうなの?

 

まず、いざ不動産を売ろうと思うとまずやらなければいけないことは価格設定ですよね。

 

この価格設定の時によく利用されるのが「一括査定サービス」です。
ネットで「〇〇市 不動産査定」と入力したらそれらの類の広告がたくさん出てきます。

 

実際に複数の不動産屋さんに対してネットで一括で査定依頼ができるということで、売り手さんにとってはわざわざ不動産屋さんに行かなくてもいいというメリットがあります。

ただ、この一括査定、、、ネットで完結と勘違いされがちですが不動産業者から直接連絡がきますのでご注意ください。

 

 

ネットで簡単60秒査定!という謳い文句につられて物件情報を入力して自動的に査定結果が出るかな~と思いきや・・・

 

一度情報を送信したら直後から電話が鳴り止まないという事態が続きますw

 

「ネットですぐに出ると思ったのに!!!」と電話口で怒る方もたくさんいます。

 

不動産業者側の言い分としては
「いやいや個人情報まで入力しといて電話してくるなっておかしくない?」
「こっちはこの一件の情報にお金かかっているんだから必死に営業しますよ!」
というのが本音です。

 

そう、依頼者からすると完全無料ですが、
情報を受け取る業者さんが情報料を一括査定サイトに支払うというロジックで成り立っているサービスなので、業者さんは必死に営業をかけてくるんですね。

 

そして、その不動産業者さんの一番の目的は「媒介契約」をとることです。
これについては過去に書いたコラムがあるので読んでみてください

 

実はこのサービス、一括査定サイトでは査定が査定じゃなくなってるという現実があります。。。。よく意味が分からないですねwwwちゃんと説明します。

 

一括査定サイトの中では
「一番高い査定価格の業者さんと、一番安い業者で500万円も差が出た!損するところでした!」(〇〇県30代男性)

 

みたいなことが謳われていて、一番高い査定価格の業者さんが一番いいですよ~みたいなことが書かれています。

 

本当にそうでしょうか?
先ほども述べたように「営業マンは媒介契約をとる」のが仕事になっています。
一件につき安くない情報料を支払っているので、会社から「媒介とってこい!」と煽られます。

 

他社さんと競合してしまう場合、媒介契約を取れないと怒られるので
「この価格じゃ売れなけど・・・」
と分かりながらも高い査定価格を提示します。
高い査定価格の方が媒介契約を取りやすし、売主さんも高い業者に任せましょうみたいなマインドになっていますから仕方がないことかもしれません。

 

あkしこい方はこの辺で気が付きます。ここが落とし穴です。

 

本来は物件を調査してちゃんと査定価格を提示しないといけないのに

 

「査定額を吊り上げないと他社に持っていかれる」


「査定価格は高くしないと取れない」

「それならどんどん吊り上げちゃえ!」

という図式が横行しています。

 

そして高い値付けで晴れて媒介を取った業者さんも
「売れるわけない」
と思っている価格で売り出します。。。。

 

一番最悪なのはみんなで媒介価格オークションを繰り広げてしまった結果、最高値で売り出しをしないといけなくなってしまう売主さんなんですが・・・

 

んで設定価格が高いのでお問い合わせがほとんどなく、、、
「やっぱり下げましょう」と言ってくるのが目に見えています。

都心部の人気物件の場合はオークション形式で吊り上げた価格でも売れることがありますけどね。。。

 

 

 

あと、高い価格で売り出していた物件を徐々に値下げすることで、購入者側の目線からしても

「この物件まだ下がるの?」
「あれ、ずっと売り出されているよね?」
「どんどん下げてるけど何か問題あるんじゃない?」

みたいに物件のイメージが悪くなってしまうという悪循環も招きます。

これは多くの売れ残り物件で起きている事実です。

 

 

なぜ高くても預かる?

 

ここで何故売れない価格でも預かるか?という業者側の考え方を教えますね。

業者は売れていない期間もネットに出して広告を垂れ流す以外に負担はありません。

業者の負担は月に数円程度なんです。

 

でも売主さんは
・販売期間中もローンは発生して金利も払います。
・販売期間中も管理費や修繕積立金は発生します。
・いつ売れるのか?とやきもきします。

業者と比べると負担が雲泥の差ですよね?

 

そこで売主さんがしびれを切らして
「もう値下げしてもいいから売ってくれ!」
っていう気持ちになるのをただ待っているだけの業者がたくさんいます。
待っている間の業者側の負担はありませんから当たり前と言えば当たり前のことですね。。。

 

一括査定サイトは手軽に不動産の査定ができるという悪くないシステムだと思います。

 

ただし、提示された「査定価格だけ」を見るのではなく本当に売ろうとしてくれる業者を探すように注目してみてはいかがでしょうか?

 

これから不動産を売り出そうと思っている方へ参考になれば幸いです。

では〜

—————————————-
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この記事を書いた人

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