不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。
It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

BLOG
5月27日
2021
NFTと不動産業界

◆NFTと不動産業界

 

こんにちは。
㈱REGATEの金城です。

本日のコラムテーマは
NFTと不動産業界
です。

最近NFTという言葉を聞くようになりましたね。
こういう新しいIT技術が生まれると必ずターゲットにされる不動産業界。

ここで
「NFT?なにそれ?怖い」
「NFT?そんなハイカラなもん知らんわ」
「NFT?ケンタッキーの略?」

という地場2桁の不動産屋さんたちに対して、たくさんのテック屋さんがNFTという言葉を持参して営業をかけてくるのが目に浮かぶようになりました。

なのでNFTの概略と今後の不動産業界に対する影響とかを考えてみた記事になります。

私の頭の整理整頓のための記事でもあるので、誰かの参考になればいいな〜という程度の内容です。

 

◆NFTって?

 

NFTとはなんぞや?と調べると

代替不可能なトークン=NFT(Non-Fungible Token)

と出てきます。
よくわかりませんね、はい。

ブロックチェーン技術の応用系と言うかなんと言うか。。。
デジタルの所有権を保全するというかなんというか。。。

う〜ん。難しいけど簡単に言うと

「コピペが可能なデジタル画像やデータの所有者を特定できることになった。」
「所有者が特定できることでデジタルデータの取引ができるようになった。」

と言う感じかな。

もう少し噛み砕くとたくさんコピーをされてしまうデジタルデータの大元の所有権を特定する技術って感じ。

例えば本コラム記事がめちゃくちゃ人気がでてしまったとして、ある人がこのページを別のサイトにコピペするとネット上には同じ内容の文章を掲載することができます。
これを繰り返すと同じ文章がたくさん複製できます。

それが1000ページくらいに増えた時に
私が「この文章を最初に考えたのは私です!」って手をあげても
本当に私が書いたものなのか?私も誰かものをコピペしたんちゃう?
みたいになってしまってデジタルデータの所有権(著作権?)を維持保全するのが難しかったんですね。

ここでブロックチェーンの技術を使ってデジタルの画像や音声などの大元を特定して所有権を保全することができるようになったのがNFTという技術。

つまりどれだけコピペされても私が書いた文章だということが誰の目にも明らかになると言うわけです。
そのおかげで「大元のネットの文章(原本)を売りますよ!」ってことができるようになったんです。

これができたことでTwitterのジャック・ドーシーの初めてのツイートが3億で売れたり、バンクシーのデジタル絵画が数億円で取引されたりし始めたんですね。

ここで
誰でもコピーできるものをわざわざ買う必要ある?」
って思った人いますよね?

たとえばモナリザでも葛飾北斎の富嶽三十六景でもたくさんのデジタルデータがコピーされているし、少しネットを調べたら画像データはいくらでも無料で手に入ります。
なんなら現物の模写も世界中にたくさん出回っていますが、原画は唯一無二の価値を保っていて今でも高値で取引されます。
なぜなら「原画が唯一無二」ということが“価値になっている”からなんです。

「デジタルデータの所有権を明確にすることで唯一無二の価値を生み出したのがNFT」
という感じで覚えてください。

・・・NFTの簡単な概要はこの辺で。
もっと詳しく知りたい人はネットを調べたらいくらでも解説されているのでご自身でお調べいただければと思います。

今回この「NFT」にフォーカスして不動産業界にはどのような進展をもたらすんだろう?
というところを考えてみました。

 

 

◆NFTの不動産活用

 

NFTのおかげでたくさんのビジネスがスタートされて新しい市場が創生されました。
そこではたくさんのデジタルデータが高値で取引されるようになっています。

新しい市場が創生されたので今NFTが注目を集めいているんですね。

そこでこのNFTを活用?不動産に?どうすれば活用できるのか?
って考えた時に多くの人の頭に出てくるのが

・不動産登記
・所有権や各種権利の保全
・収益不動産の小口化

っていう感じのことだと思うんです。

でも。これはNFTによる活用と言うよりは
既存の「不動産登記」「不動産証券化」という技術をデジタル化しただけという感じになってしまいます。
全然新しい技術じゃないんです。

多分、新し物好きのテック屋さんたちが

「NFTで不動産の活用を!」
「NFTがあれば海外の不動産も安全安心の取引でっせ!」
「NFTで小口化して投資の幅を広げまんねん!」

って言い出すと思います。
というかすでにいくつかのテック屋さんが飛びついています。

「ビットコインや暗号通貨で不動産の取引ができます!」
みたいなサービスも出てきていますが、なんだか先走りしすぎて現場を見ていないのが悪目立ちします。

 

これとは別に不動産IDみたいに
「誰がいつどこでどのような取引をした」
という取引内容とかをブロックチェーンのシステムに保管してみんなで共有するという試みも出てきています。
これ自体は便利ですがこれもそもそものNFTが持つデータ保全の活用とは“違う感じ”がします。

この違う感じの違和感の正体を突き詰めると

「そもそも現物(不動産)にNFTは馴染みにくい」

という答えが出てきましたww

そう、もともとコピーしたりトレースすることができない不動産をNFTで保全しようって思っても
そんなにNFTの力を発揮できないということなんです。

では
「現物資産である不動産はNFTに馴染まないのか?」
「不動産はNFTで活用できないのか?」
ということになりますが、私の考えの一つとして

「そもそも不動産が価値を持つのは唯一無二だからわざわざNFTで特定する意味がない」

ということに帰結します。

都心部の不動産が高いのはそこに一つしかなく、利便性を求めたり収益性を求める人がいて
みんながその“一つの不動産を欲しがる”から価値が高まるんですね。

つまりNFTはたくさん複製が可能なデジタルデータを唯一無二の「一つのもの」として“特定することで価値を生み出せて”新しい市場ができたんですが、不動産はもともと唯一無二なのでNFTの技術によってどうこうできるものではない。

ということになると思うんです。

つまり、NFTが出てきたおかげで不動産の取引がガラリと変わることは現段階では考えにくいと思います。

 

◆革新的な技術や画一性では変わらない

 

新しい市場や新しい技術が出てくる度にターゲットにされる不動産業界。
前にも少し触れていますが
「不動産業界はテックの技術で利便性は増すけど、テックの技術で簡単に覆る業界ではない」
ということが大前提です。

不動産業界に対して新しい技術とテックで挑んできては散っていくテック業者さん。

なんだったら不動産業界に特攻して戦死していったテック屋さんの技術やノウハウ、失敗談を集めてテック屋さんみんなで共有すればいいのにとさえ思う今日この頃www

不動産業界ってとても大きな巨大市場だし不動産は世界中にあります。
不動産業界がなぜガラパゴスのまま現存しているかを考えたら見えてきたことがあります。

まずテックが得意とすることって全てのことを画一的に平等にすることなんですね。
世界中の情報を画一的に平等に誰でも取得できるようにしたのがインターネット革命。
そもそも“ITが得意とするこの画一性”と不動産の相性が悪すぎるんですw

わかりやすい例で言うと画一的なサービスや大資本の力技で牛耳ることができるならすでに不動産業界は統一されてるはずなんです。
Google Apple Facebook Amazonみたいな世界規模の企業が不動産業界の覇権を握ってるはずです。

世界の4騎士とも言われるGAFAでもそれができていないとこに不動産業界の難しさがあると思います。

日本の国内だけでみてみても住友や三井なんかの財閥系も地方統一をできていないし、沖縄には森ビルさんも野村さんもいない。
※支社や子会社はいるかもです
大手と比べると多額の設備投資や働く営業マンの年収だったりとか、沖縄の企業が大手に勝てる要素はほぼないにも関わらず沖縄進出で成功して沖縄の不動産業界を牛耳れているという企業はいません。
全国の地方都市でも同じだと思います。

不動産業界って資金力や企業の体力では全く敵わない大手に対して、全くの無名の中小企業が地域に根ざして根強く顧客を獲得していける業界なんです。
どれだけ優秀な営業マンと資金を持ってしても取れない市場が地域の不動産だと思うんですね。

不動産は唯一無二。
それを買う人も売る人も千差万別。
毎回毎回取引内容は変わるし、同じ取引が再現されることは絶対にないのが不動産です。

画一性を得意とするITが入り込めないのはこう言うとこに原因があるんでしょうね。

 

◆まとめとして

 

真面目な内容を固っくるしくかいていて疲れてきたのでまとめに入ります。

多分、しばらくの間はどんなIT技術がきても不動産業界は安泰だと思いますが、これからの世の中は今までよりも目まぐるしく変化するでしょうし、その変化のスピードは加速するでしょう。

「どんなテック屋さんがきても大丈夫。」
とあぐらをかいてのんびりしていたら業界ごとパクッと食われるかもしれません。

ポケベルや黒電話が無くなったように、市場が壊れる時は“市場ごと消えます”から。。。

ポケベルの市場が淘汰されたけど、ポケベルの“電波”が地域の防災無線で活用されることで新しく生まれ変わったように不動産屋として生き残るためには、

地域に根ざして地場の不動産屋としての大手に攻められにくい城を盤石に構えつつ、新しい技術がどのようなものかも知り、それらを取り入れていく積極的な努力は必要だと思います。

誰か一人でも「なるほどな〜」って共感してくれたら幸いです。

今後も沖縄の南のど田舎で新しい情報や知識が入り次第ちまちまとコラムを更新していきます。

では~

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この記事を書いた人

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