不動産業界の
古い「枠」を取り壊して、
新しい「門」となる。
It will be a new "gate" by demolishing the old "frame" of the real estate industry.

BLOG
10月20日
2022
量子コンピュータから妄想する不動産業務

◆量子コンピューターと不動産

 

こんにちは。
㈱REGATEの金城です。

本日のコラムテーマは
量子コンピュータと不動産業務
です。

「おいおい、また変なこと言い出したな・・・」
とため息をついたあなた。正解です。

はい、変なことを書きますw

今回はテック系のお話をしようと思います。

量子コンピュータって最近よく耳にしませんか?
今後を見据える上で絶対に大事なヒントになると思います。

そもそも不動産とテックの親和性だったり
アナログな業務とテクノロジー技術の乖離だったり。。。

不動産業界って何かとITとかテックの進出が難しいことで知られています。

そんな中、量子コンピュータのことを調べていたら
「量子コンピュータの理論が不動産の業務を大きく変革させるかもな〜」
という考え方に行き着いたのでぜひ共有したいと思った次第です。

 

今回は不動産業者さん向けの内容になると思います。
あと、不動産業ではなくてもいろんな考え方に応用できるかもしれません。

あくまでも私の見識と聞き齧った知識なので
細かい点や気になる点があっても無視しますので悪しからずw

最後の方は妄想が大爆発しそうですw

 

 

◆スパコンと量子コンピュータ

 

日本が誇るスーパーコンピュータ
「富岳」
流石にこれくらいは聞いたことありますよね?

コロナウィルスの飛沫の分析とかで出てくるあれです。
世界一の演算能力を持つと言われるコンピュータです。
富嶽の計算能力は先代機の「京(けい)」の100倍の計算スピードらしいです。。。

 

これまでのスパコンはいわゆる古典コンピュータと言われていて0と1の組み合わせの二進数で計算をしています。

んでもって量子コンピュータはどうなのか?というとグーグルとかが開発をしている量子コンピュータが、世界最速のスパコンが一万年かかる計算を3分で実行したと発表されています。

でも量子コンピュータとスーパーコンピュータの大きな違いはスピードだけでなく構成が段違いらしいんですね。

少し細かいことをいうとスパコンの素子は1京個(一兆を1万個)を超える半導体で構成されていますが、先のグーグルが開発した量子コンピュータの素子はたった53個だったとか。。。

意味がわからないのでもう読むのも嫌になってきたと思います。
なので量子コンピュータとスーパーコンピュータの違いとかのニュアンスはこの辺でやめます。
※末尾にリンクを貼っておきますのでお時間がある方はどうぞ

 

「とにかく量子コンピュータはすごいんだぞ」ということがなんとなく掴めたらOKです。

 

では量子コンピュータが実用化されてきたら世界がガラッと変わるのか?
という点ですが、これは恐らく我々のような一般の人間には実感ができないと言われています。

量子コンピュータの得意な分野と富岳のような古典コンピュータの得意分野って違っているらしくて、それぞれがそれぞれを補う形で新しい技術を生み出すみたいなんですね。

 

簡単にいうと私たちが量子コンピュータの恩恵を実感するときには
「最近のAIすごいよね〜」
くらいの感想になると言われていて
「最近の量子コンピュータすごいじゃん」
とはならないって言われています。

 

実は量子コンピュータが支えている技術なんだけど、それを実感してもらえることがないなんて、まさに縁の下の力持ちという感じでしょうか・・・

 

 

◆量子コンピュータの得意分野

 

ここまでで量子コンピュータがすごいということと、あまり実感できないということがなんとなくわかってもらったと思います。

ここからはもっとシンプルに量子コンピュータの得意分野をあげてみます。

量子コンピュータの演算方式とかの難しいことは本格的にこれらのブログを書いている専門家の記事でも読んでください。
このコラムではかなり大雑把に説明しますw

 

例えば書籍の電子化作業などで、量子コンピュータに文章やテキストの処理をさせようとしたらそれはスパコン依然に普通のパソコンにやらせろよ、能力の無駄使いだ、もったいない。
となるらしいです。

まず量子コンピュータの得意分野は同時多数の複数演算が可能ということ。

 

例えばこんな感じですね

・航空機の航路把握&予測&管制
・無人自動運転車の遠隔管制
・地球規模の環境予測

などなど。。。

 

これらは今のスーパーコンピュータでやろうとすると超大型のスペースが必要だったり、膨大な電力が必要になってくるようなとてつもない作業なんですね。
これらの演算を省スペース&省エネルギーの量子コンピュータに置き換えることができるみたいなんです。

 

もう少しわかりやすく言うと、量子コンピュータはリアルタイムにうねうね動いているようなものを把握して、瞬時に次の事象を予測することが得意という感じで伝わりますか?

 

なんとなくこのあたりで“はっ”としたんですね。

 

三次元の把握できないうねうねしたものを見て次を予想する。。。
「不動産の営業のまんまやん!」
ってね。

 

売主・買主・貸主・借主・ブローカーおっさん。。。
不動産の立地や構造、築年数。。。
それぞれの事情と家族構成。。。
そこから派生する感情問題。
借金、争い、損得勘定。。。

 

さらにその不動産が持つ特有の問題点の抽出。。。
擁壁、無道路、抵当権、再建築不可。。。

これらを把握した上で価格を設定して集客して、各種交渉を行い成約に繋げる。
これが不動産のお仕事ですね。

 

量子コンピュータが得意としている分野は、不動産の実務で現在のテックが入り込めていない部分を網羅するのかも。
と思った次第なんです。。。

量子コンピュータが不動産営業をするようになったら最強でしょうね。

 

 

◆量子コンピュータが不動産の仕事を奪う?

 

いやいや、そんなこと言うなら不動産営業が日々行なっている地主のおっさんとの下ネタ話の相手をするとか、わがままな要求ばかり言ってくる買主さんを嗜めたり、三割減額の買い付け証明書を出してきて自分の理論を主張するような人と対峙するような仲介の仕事を量子コンピュータが代替できるのか?

という反論に行き着くのはまだ早いんです。
もう少し我慢して読んでください。

 

結論を言うと営業を再現はできないけど、限りなく消費者のニーズに沿った提案ができるかも。
というのが私の考えです。

 

ちなみに量子コンピュータの実用化にはまだまだ技術が追いついていないという側面もあって、今後30〜40年くらいの研究開発が必要とも言われていますので、本当にただの私の妄想でしかありません。

 

でも、一昔前(20年くらい前)を思い出してみるとまたまた“ハッと”します。

西暦2000年くらいを思い出してください。。。

 

・カーナビが一般化
・音楽はMDからメモリースティックに(iPodなど)
・写真は写ルンですからデジカメに
(今や写メって死語なんですって)
・携帯のiモードとかでweb接続
・通販といえばTVショッピングか冊子の本

そんな感じの世の中でしたね?

 

さらに10年遡ること1990年代。30年前です。。。

・地図は本屋さんで毎年買いました
・テープからCDへ(ウォークマンとか)
・写ルンです大ヒット
・世界初のWorld Wide Webサイトが開設
・記録媒体はフロッピーディスク
・画像はテープ保存(カセット・VHSなど)

 

いかがですか?
こうやって身近なものを見てみてもたった20年とか30年でもの凄い進化を遂げていることがわかります。
ちなみに上記に挙げたものは現在では全てスマホひとつで完結できる技術ばかりですwww

 

話を戻しますが、私が言いたいのは不動産の実務を全てオートメーションできるわけではないんですが、多分今やっている業務の半分以上は無くなるのかもしれませんよってお話です。

 

ざっと以下のような感じですね。

・不動産の役所調査
→全てデータ化されてネットで一元化

・現地調査
→VRやARで遠くの物件も見れる
→ドローンなどで人が入れないところも見れる

・測量や登記業務
→登記業務は近い将来に全部デジタル化されそう
→測量も電子化されたデータが集まれば隣地立ち会いが不要になるかも

・契約書製本&署名押印
→全て電子化される

・建築現場の監督や職人
→ほとんどが遠隔、ロボットによる代替が可能。監督はリモートで現場の機材を操作するか、事前にやることをプログラムするようになるかも

 

少し考えるだけでほとんどのアナログ実務が無くなりそうだと言うことがわかってきました。

 

3Dプリンターで住宅を作るとかもすでに実現していますし、無人の工事現場も出てきています。
少し前までは予想もしなかったSFの世界がどんどん本当の技術として実用化されています。

 

私が申し上げていることもあながち未来の妄想だと笑っていられなくなってきたんじゃないですか?

 

 

◆デジタル化できないジャンルはもうない?

 

脱線したので戻りますw

先ほど少し触れた不動産営業の再現について少し考えます。

 

今の顔認証技術ってすごいじゃないですか?
これに加えて人の体温や表情を読み取って感情を見抜いて、膨大なビッグデータの中からそれぞれに適した提案をするとかは簡単にできそうです。
声色とか目線とかを読み取る技術もすでに確立していますし、、、
AIや機械ではできないと言われていたジャンルですが、量子コンピュータの技術なんかを使えば可能な気もしてきました。。。

 

さらに
個人の与信力や返済能力。
不動産の過去の履歴。
これらのデータもコンピュータで一括で管理できる時代が来ています。
家族構成と収入の増減で不動産の売却や購入を提案することなんて容易にできそうです。

さらに不動産のトラブル事例と過去の解決策や解決案なども一発で引き出せます。

 

かねてからこのコラムでは
「不動産営業は属人性が高くてAIに取られる仕事ではない」
と言っていましたが、、、

量子コンピュータの開発やアンドロイド技術が発展していくニュースを調べていると、そうも言ってられないのかもしれないと思うようになりました。

デジタル化できないものはこの世にない。
とまで言われていますし。。。

車とかの自動運転の技術が発達してきた昨今、、
「人の運転の方が怖い」
というような高齢者の踏み間違いのニュースが連日報道されます。

不動産の営業もミスをするし、見落としもします。
嘘もつくし、ごまかしもしますし、私利私欲で動く輩もたくさんいます。

 

私の妄想が具現化されていって、どんどんアナログの仕事をデジタル技術で補填していくことになればそのうち
「不動産屋さんに聞くよりもAIの提案を信じる」
という世界が待ち受けているかもしれません。

 

そうなったときに不動産屋さんや不動産業界はどこに転んでいるんでしょう?
おそらくは本文を読んでいる方が現役でいる間はまだギリギリ現状を維持しているかもしれません。

ただ、我々の子供の世代になったら全てがシンプルになった世界で
ボタンひとつで不動産の購入から所有権の移転、融資実行などが可能になっているかもしれませんねw

 

◆まとめ

 

未来のことを考えていると楽しくなります。
私は不思議と仕事が奪われるという恐怖はありません。

アナログな仕事がなくなれば、今囚われている雑務から解放されて別のことができる時間が増えるんです。

不動産だけに限らず、今やっている仕事だけに頼る人生設計ではなく別の収入源みたいなものも確保しないと言われる世の中になりました。終身雇用におんぶに抱っこでは生きていけない時代です。

既存の集客ルート以外の顧客との繋がりも構築しておかないといけません。
この考え方が今後の常識になっていく気もします。

 

量子コンピュータやテクノロジーの発展。

そこから妄想する不動産営業の必要性と今後の存在意義。。。

これからも目が離せませんね。

なんだかいつものようによくわからない方向に脳みそが飛んでいきそうなのでこの辺で終わります。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。
ただの不動産が好きな妄想家の独り言でした。

では~

本文中の量子コンピュータとスパコンについてのわかりやすい記事のリンクはこちら
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スパコン「富岳」が世界1位に
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量子コンピューターが未来を変える

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この記事を書いた人

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